通勤途中に見かけた花です。名前も知りませんがきれいだったので思わず写真を撮りました。
通勤途中に見かけた花です。名前も知りませんがきれいだったので思わず写真を撮りました。
「醸し人九平治」とは長い付き合いです。はっきりとは覚えていませんが初めていただいてから15年は経っているかと思います。そんな九平治さんですが、最近は「飲んだことがないお酒で旨いの」の発掘に比重がかかっていたせいか家呑みをしばらくしていませんでした。そんな折に愛妻と酒屋さんに行くと見慣れない「九平治」さんがいました。それが「醸し人九平治 別設(ベツシツラエ)2015」だったんです。見るからにそそられる「オーラ!」この後、飲み行くのですが迷わず購入させていただきました(^_^)
うろ覚えで申し訳ありませんが、今はない「山廃」の「醸し人九平治」のラベルもこれに近かったような気がします。
美味しい!!自分は普段は「美味しい」と感じるお酒よりも「旨い!」と感じるタイプの方が好みなのですが、この「九平治」さんには降参!です。
開封してすぐの感じでは「やや硬いかな?」と思ったのですが、少~しグラス振るだけで微笑んでくれました(^_^)グラスからは微かな香りが立っています。と言っても決して過度なものではなく優しく香る程度のものです。
口に含むと「微かなガス感」を感じます。この「微かなガス感」は他のお酒でも感じたことがありますが、何か違います。そう、どこかシャープな感じがします。「甘み」、「旨み」、「酸味」私の好きな3要素なのですが、それらのバランスが素晴らしい!かと言って「辛み」はないのかと言うとそうでもないんです。シャープなガス感の中にアクセントとしていい塩梅の「辛み」が存在しています。矛盾した表現かも知れませんが「辛み」と言っても主張しすぎることがなく、上品で柔らかい辛みです。
これらの「バランス感」は素晴らしい!!「醸し人九平治」は以前からのお気に入りですが、改めて「いい酒、美味しいお酒」と再認識しました。
4合瓶で¥2,000でした。
PS.九平治さんがフランスで醸したワインも飲んでみたいなぁ!!
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山形の「亀の井酒造」のお酒です。このお酒は一度、飯田橋の「小路まち」でいただいたことがあり「いいっ!」と感じていました。そして、ある東京出張の帰りに、いつものように、もとい! 久しぶりに東京駅の中の「はせがわ」を覗くと・・、なんと「くどき上手 純米大吟醸 Jr.」が鎮座しているではありませんか!!愛妻にも飲ませてやろうと、少々いいお値段で、かつ一升瓶で重かったのですが、頑張って持って帰りました。
そして、自宅で改めていただきます。グラスを軽~く揺らすと柔らか~い甘い香りが漂います。口に含むと、その印象のままに口の中に広がります。この柔らかさは何だろう?全く角が感じられません。かと言って味がない訳ではないんです。いろんな料理をしっかりと受け止めてくれます。
改めて口に含むと、深く柔らかい旨みが広がります。裏ラベルを見て驚きました。酒米は「出羽の里」で精米歩合はなんと29%!!個人的には削りすぎるのは好みでない場合が多いのです。米の旨みが損なわれることが多いですし、何より勿体ない(^_^; ですが、この「Jr.」を飲んでも「勿体ない」とは思えませんでした。これならあり!です。大吟醸を謳うお酒の中には意味なく貴重な酒米を糠にして水っぽいだけのお酒もあるかと思いますが、この「Jr.」は違います。これが正しい大吟醸の造りなのでしょう!!
この蔵の技術で50%精米、あるいは80%精米で醸してみたらどんなお酒になるのでしょう?「くどき上手」目が離せません(^_^)
1升瓶で税込み¥4,536でした。
太田和彦さんの番組を見て「なんとなく好みかも?」と感じ、機会があれば飲んでみたい、そう思っていました。すると「想い」は通じるものですね!銘柄に「想」が入っているのですから(^_^)
上立ち香はやや硬めでしょうか?しばらく置いといた方がいいかも?口に含むと「すもも」のような甘い香りが膨らみます。味わいもそんな感じです。
食中酒としても問題なくいただけますし、意外とスイーツとも相性がいいかも?濃厚なチーズケーキと合わせてみたいです!!
PS.チーズケーキを用意する前に飲み干してしまいました(^_^;
一升瓶で税込み¥2,945でした。
「千代の花」はご存知の方も見えるかと思いますが「射美」を醸す杉原酒造さんのお酒です。今回、「生詰 千代の花 しぼりたて にごり酒」を入手する機会がありましたので感想を書かせていただきます。
私は「にごり」をいただく際には、まず上澄みをいただいて、その後良く混ぜていただくようにしています。何故かと言うと単純に「1本で2度おいしい!」からです(^_^)
セオリー通り、まず上澄みをいただくと、米の旨みがしっかりと伝わってくるいい感じです。
次に澱(おり)を慎重に混ぜていただきました。すると、その味わいに一つアクセントが加わりました!奥の方に微かな苦みが効いて、その上側に酸味が優しく覆いかぶさってきています。
「射美」で近いタイプだと「特別純米」でしょうか?もっとも銘柄が異なるように味も同じではありませんが、どこか通じるものがあるような気がします。同じ蔵と言う思い込みもあるかも知れませんが・・・(^_^; ちなみに原料米は岐阜県産米100%と表示されています。具体的な種類は書いてありませんが、当然「揖斐の誉」ではないでしょうから、米の違いも味の違いになっているのでしょうね。
「千代の花」イケてます!!
何度も紹介させていただいている「射美」のホワイトをいただきました。造りとしては純米酒なのですが、他の射美との違いは麹にあります。一般的な日本酒では黄麹が使用されますが、この「射美 ホワイト」では焼酎で使われる白麹が一部使われています。この白麹を使用した「射美 ホワイト」は27BYに引き続き2期目の造りになります。今期28BYのホワイトでは、27BYよりも酸味を出そうと白麹の量を調整されたそうです。
さて、いただきますとまず感じたのは、昨年のホワイトよりもいい!と言うことでした。杉原さんの実感としては酸味のコントロールが思うようにはできなかったと感じておられるようです。しか~し、そんなことはないかと思います。私の官能では、その効果が感じられていますよ!!杉原さんご自身が、そう感じられるのは造り手として、より高みを目指されて厳しい目で見られているからでしょう。
上立ち香は霞草(かすみそう)をイメージさせる上品かつ儚げにふわっと香ります。口に含むとライトタッチな「揖斐の誉」の味わいが感じられます。(注:「揖斐の誉」は射美の酒米です)貴重な射美なのにスルスルと喉を通して体に入って行きます。念入りに舌の上を転がすと、また違う顔が見えました。ライチです。何か気品を感じさせてくれるような上物のライチが体の中に流れ込んでいきます。酔いによる気持ち良さとは異なる、おいしいものをいただいた際に感じる心地良さを感じました。
今回、ホワイトは運良く購入できたので家呑みできましたが、購入できたのは「ブルー」とこの「ホワイト」のみ。来期は4合瓶でいいので全種類、購入したいなぁ~、難しいでしょうけれど(^_^;
初めて「射美」をいただいたのは2013年の春「射美 吞みました!!」を書いた頃ですので、「射美」との付き合いは、もう丸4年、5年目に突入しました。
杉原さん、これからも旨い「射美」造りよろしくお願いします!!
岐阜県瑞浪市にある小左衛門を醸す中島醸造の蔵開きに行ってきました。今回が初の蔵訪問です。蔵は瑞浪駅から徒歩10分とアクセスも良い場所にあります。蔵の手前に土岐川が流れています。その川の手前辺りで前方を歩いている人影に見覚えがありました。少し速足で追いつくと、そこには見知った方々がいました。今回、愛妻は一緒ではなかったので、知った顔ぶれがいるとやはり安心しますね(^_^)川を渡ると、看板やら杉玉があり、蔵の敷地であることが分かりました。街中ではなく、川のほとりなのもいいロケーションです。しばらく先に行って曲がると入り口でした。由緒ある蔵らしく立派な門構えです。(操業が元禄15年(1702年)とのこと)
この小左衛門の蔵開きは土日の二日間の開催だったのですが、たまたま前日に行った方から11番の雄町のお酒がいい!と聞いていましたので、試飲チケットを購入し、すぐさま11番のブースに向かいました。
そしていただくと・・・「確かに旨い!、美味しい!」お酒は嗜好品ですので、その味わいは様々で、好みも人それぞれです。なので、他の人が「いいっ!」と言っていても、自分自身がいいと思えるかどうかは、飲んでみないと分かりません。ただ今回は私の好きな「雄町」と聞いていたので、かなりの確率で「イケル!」と踏んでいたのですがばっちり好みのお酒でした(^_^)
今回の蔵開きで用意されていたのは、以下の通り
No.1 生 純米大吟醸 小左衛門 28BY (売切れで飲めず・・・)
No.2 火入れ 純米大吟醸 小左衛門 27BY
No.3 火入れ 純米大吟醸 赤磐雄町 27BY
No.5 生 純米吟醸 備前雄町 生酛中汲み しぼりたて 28BY
No.15 生 純米吟醸 ひだほまれ おりがらみ 28BY
No.16 火入れ 生酛純米 備前雄町 27BY
No.17 火入れ 小左衛門 純米梅酒
No.18 火入れ 小左衛門 純米ゆず酒
No.19 火入れ 始禄 純米カボス酒
No.20 火入れ 始禄 三百年旨口(山廃本醸造)
中々の種類です!面白かったのが12番と13番のお酒の違いです。どちらも山田錦の純米吟醸60%精米なのですが味わいがかなり違います。注いでくれた方に尋ねると12番が生で28BY、13番が火入れで27BYで1年熟成されているとのことでした。酵母も同じとのことです。フレッシュ好きな私としては12番が好みのタイプでした。蔵開きでの試飲で、質問に答えてくれる方がいてるのがうれしいですよね!
お酒の販売ブースは4か所に分かれていたのですが、「お燗」ブースが別途用意されていて、そこには茶色の法被を着た方が見えました。他の方は白い法被だったのですが、この方が小左エ門を醸す中島醸造の杜氏さんでした。普段は手間がかかることもあり冷酒でいただくことが多いのですが、お酒によっては温度を上げた方がおいしくいただけるタイプもあるので、時には「我が家のお燗システム」を使います。ですので「お燗」にももちろん興味があります。杜氏さんがお燗番などと、贅沢な場面はめったにありません!!で、「お燗コーナー」に行くと、そこにはリストに載せていないお酒があるとのこと。何かと言うと「貴醸酒」でした。なんと「貴醸酒」を燗で飲ませてくれるとのこと!燗には興味があったものの「貴醸酒」を燗で飲むという発想は今までありませんでした。杜氏さんが勧めてくれるぐらいなのだから、きっとおいしいのでしょう!期待を込めて「貴醸酒」の燗を頼むと、味の違いを見てください、とのことで冷やの貴醸酒を少し注いでくれました。いただくと、それは私の知っている貴醸酒の味わいです。深く強い甘みが特徴ですね。そして、いざお燗した貴醸酒をいただくと甘みはもちろんそのままあるのですが、柔らかな甘みになって非常に「ほっこり」した感じで胃がほっとくつろいだ感じになります。このコーナーに来る前に何種も冷酒で利き酒して、少々疲れた?体には「燗」はやさしくいたわってくれる、そんな感じです(^_^)
蔵開き全体の雰囲気もいい感じでした。食べ物ブースも充実していますし、試飲カードに付いてくる「輪投げ券」では一等賞ではなんと大吟醸の一升瓶!!が当たります。私は残念ながら2回やって2回とも参加賞でしたが・・・(^_^;
中庭も広く、ゆっくりと飲んで休める席が用意してあるのもうれしいです。だからと言って羽目を外してどんちゃん騒ぎしている人がいなかったのも、この蔵開きのいい伝統なのでしょう。
蔵で買った平杯です。
今回は愛妻を置いての一人での参加でしたので、しっかりとお土産のお酒は買って帰りました。私の個人的に最も良かった11番と12番のお酒を買って帰りました(^_^)来年は愛妻を連れて、また参加したいと思います。
PS.2時頃にぼちぼち、お暇しようと知人たちに挨拶したら、「まぁまぁ座って」と引き止められ、その後帰ろうとしたら、終盤になって来られたお酒の会で知り合ったチャーミングな方とご一緒して、結局蔵開きの終わる3時までいました(^_^;