なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

「責め」 って、ご存知ですか? <「瀧自慢」と「仙禽」>

「責め(せめ)」と言っても、人を責めたりする訳ではありません(^_^)

日本酒の事です。しぼり方と言うか、しぼり順というか、一般的に良く聞くのは「あらばしり」とか、「中取り/中汲み」が多くラベルに明記されている物も結構ありますが、「責め」が明記されている日本酒はかなり少なく、そのため言葉自体が余り知られていないかと思います。私自身十数年前に人に誘われて三重県伊賀の「瀧自慢」に蔵見学に行って初めて知りました。

あらばしり」、「中取り/中汲み」、「責め」についてこちらに解説があります。

それまでは、なんとなく「あらばしり」や「中取り/中汲み」の方がイメージが良く、最後に残った分を圧をかけて無理やり?搾ったら、なんか雑味が出そうな気がしていたのですが、「瀧自慢」の「責め」は、その予想を大きく裏切ってくれました。もちろんいい意味で(^_^)雑味どころか、しっかりとした味というか旨みが凝縮されているかのような味わいでした。要するに造りのしっかりとしたお酒だと「あらばしり」であろうが「中取り/中汲み」であろうが、「責め」であろうが、おいしい、旨いという事なんでしょう。少々造りが悪くても「あらばしり」ならフレッシュ感でごまかせるかも知れませんが、逆に造りが悪いと「責め」にすると・・・・う~ん、飲みたくないですね。

この日以降「責め」が大好きになりました。(その日まで知りませんでしたが・・・(^_^;)

しかし、商品化するのが難しいのか、認知度が少ないのか分かりませんが、酒屋さんで「責め」を長らく見かけることは無かったのですが、昨年末ようやく出会いました。

「仙禽(せんきん) 初槽(はつぶね) 直汲み せめ」です。酒屋さんで店長さん(たぶん?)と自分の好みのお酒のタイプを話しながら選んでいる時にふと「せめ」の2文字が目に入りました。しかも1本しかなく、今後入荷の予定はないとの事。他にも2本ほど迷っていたお酒があったのですが、この「せめ」の2文字でセレクト完了!とあいなりました。

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で、味わいはと言いますと「せめ」らしく旨みがしっかりとのっているというか深みのある感じですね。ただ「瀧自慢」の「責め」は記憶の中で強化?されているせいかも知れませんが、もっとこう「ガッツリ!!」だったような気がします。そう言えば久しく「瀧自慢」を飲んでいないので、こんなことを書いていると飲みたくなってきました。

後で思ったのですが、同じタンクで醸されたお酒を「あらばしり」、「中取り/中汲み」、「責め」を比べながら飲んだらおもしろいだろうなぁ、と。同じタンクで造られたはずなのに、こうも違うのか!!という驚きと感動がきっと味わえるはず?

なごみの会でこういう企画、やっていただけないかなぁ!などと期待する私でした(^_^)