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なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

中小企業でシステム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

料理人の方へのお願い 「日本酒とのマリアージュ」

先日、無事年度末を乗り越えたので(仕事はまだまだ山ほどありますが・・・)、同僚3人で前から気になっていた和食屋さんに行ってきました。そこは、ランチには何度か行っているので料理がおいしいのは分かっていたので、ぜひ日本酒と一緒に味わいたいと前々から考えていたのです。

そして、いざお店へ、飲み物のメニューを見ると日本酒は8種類ほど載っていました。銘柄としっている物は2つ「銀盤 純米吟醸」と「久保田 万寿」で後は知らない物でした。ただ、都道府県と種類(純米吟醸とか、純米無濾過等)が書いてあったので、同じ県のお酒の味から想像して頼むしかありません。最近のマイブーム(死語?)としては純米の無濾過なんですが、いきなりどっしり系を頼むと後で吟醸系が薄ぺったく感じてしまうことと他の2人にも飲みやすいと思い、初めに「銀盤 純米吟醸」を頼みました。

 実は「銀盤」には、思い出があります。実は初めて飲んだ吟醸酒が「銀盤 50」だったのです。まだ学生の頃でしたので、吟醸酒なる分野にはそれまで手が届かなかったのですが、ある日、先輩と下宿で酒を飲むことになり酒屋に行ったところ、「銀盤 50」があり、正確な値段は覚えていませんが、学生でもなんとか手が届く価格だったのです。しかも気前のいい先輩は、「俺が酒代だすから、つまみを用意してくれ」とのことでした。私は結構料理が得意ですし、その当時はまだ実家が精肉店をしていましたので、帰省時にもらって帰った和牛のストックが常時ありましたので、そこそこいいつまみは用意できたのです。
そして、つまみの用意ができ、初めての吟醸酒を味わうと「これが吟醸か!!」とその洗練された味と香りに魅了され、一晩で2人で1升を空けてしまいました。いい酒は悪酔いしない、ということを聞く場合がありますが、それも「適量の範囲で」という大前提の下かと思います。私は大丈夫でしたが、次の日、先輩はダウンしていたそうです(^_^;

 話が横道にそれましたが、そんなエピソードもあって「銀盤」にはいい印象があります。ところが・・・出された「銀盤」を一口飲んでがっかりしました。おそらく開栓されてからかなり時間が経って、しかも保存状態が必ずしも良くなかったのでしょう。私は夏子のような卓越した利き酒能力はありませんが、あきらかに「老ね」(ひね)が入っています。その後頼んだお酒は元々知っている物ではなかったので、本来の状態がどういうものかは分からないのですが、また飲みたいと思うお酒はありませんでした。

 このお店は料理はおいしいんです。だからこそ、お酒と一緒に味わいたいと思っていたのですが、そのお酒がだめだったので、すごく残念でした・・・今回、このお店にしようと言ったのは私なんですが・・・

 

 と言う訳で、タイトルの内容につながります。料理人もプロなんだったら、おいしい料理を作るだけでなく、その料理と相乗効果を持つようなお酒をきちんとした保存状態で出していただきたいのです。少なくとも酒造り側は考えていると思います。「食中酒」という言葉がここ数年良く使われるようになったのが、その表れともいえるかと思います。
 一流の料理人であれば、日本酒の味やどの料理がどの日本酒と合うかは、その舌と鼻で判断できるはずです。仮に下戸だとしても、それは可能なはずです。昔から杜氏さんには実は下戸が多いと聞いたことがありますし、私の大好きな「一位」の大将も実は下戸ですが、その舌と鼻は確かなものです。
「一位」のような主体が「酒」のお店では、出される料理が自然と酒に合うもの抜群のマリアージュを持ちますが、正当な?和食店では、どうもその辺りが軽視されているような感があります。日本酒のセレクトにしても仕入れ先の酒屋さんにおまかせで、「最近は酒にうるさい客もいるから、適当に何種類か入れといて!」という感じではないでしょうか?仕入れ先が酒のことを良く理解して、そのお店の料理を食べて、「こういう料理だったら、このお酒を」と提案できるのあれば、まだましかと思いますが、仕入れ先はアドバイスはしても、本来であれば料理人が考えて(感じて)決めるべきではないかと思います。

 なんか大げさでえらそうなことを書いてしまいましたが、ようするに「うまい料理があればうまい酒が飲みたい、うまい酒があればうまい料理が食べたい」(某大手酒蔵のコマーシャルみたいですが)という、ただそれだけなんです。

 フランス料理のソムリエほど、格式ばる必要はないかと思いますが、お店で料理を頼んだ時に、お店の方から「この料理だったら、こちらのお酒が合うかと思いますよ。」とさらりと言ってくれるのが当たり前になって欲しいなぁ、と思います。