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なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

中小企業でシステム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

読みました!! 「純米酒を極める」  その2

純米酒を極める」の感想の続きです。

上原先生は休肝日を設けていたようなんですが、普段はなんと4合も!!飲まれていたようです。これだけでもなかなかの量かと思いますが、休肝日のところにカッコ書きで(この日はビールを飲む)とあり、思わず吹き出してしまいました。「それって休肝日なんですか??」と思わず突っ込みたくなりました。先生はよほど肝臓が強い方だったのでしょう。また冷酒をぐいぐい飲むのではなく、割水されたり、燗にされていたので飲むペースに無理がなかったのだと思います。

本書の中には実際にあった酒造りに関するエピソードがちらほら出てくるのですが、本書を読んだ後に「夏子の酒」を読み返すと、「あっ、これは上原先生ゆかりのエピソードが元になっている。」と気づくところがあり、新たな発見が面白かったです。また、主人公の夏子は一度飲んだお酒の味や香りを忘れずに憶えているという神がかり的な官能の持主なのですが、夏子のモデルになる方も実在されるようで、本書に書かれています。まさか、そんな人がいるとは・・・驚きです。
第1巻で夏子が東京を離れる前にふらりと寄った地酒の置いてある居酒屋で「端から順番に持ってきて!」と威勢のいいことを言って、店主が「じゃあ、これ飲んで、ギャルにはわからないかなぁ」のような事を言います。ところが、夏子は一口飲んで「う~ん、おいしい 純米吟醸 玉乃光!!」と言い、店主が「えっ?俺まだ銘柄言ってなかったよね?」と驚くシーンがありますが、モデルの方は同じような事をされるようです。あんまり厳密に利き酒ができても楽しみが減りそうなので(負け惜しみです(^_^;)、最近味覚が落ちて、利き酒能力が今一つ感があるので、夏子レベルとは言いませんが、もう少しレベルアップをしたいなぁと思います。(その昔にいただいた利き酒の賞状も色あせてます(^_^;)

また、「夏子の酒」のクライマックスで幻の酒米「龍錦」でお酒を仕込むシーンがありますが、ここでも本書を読んだ後で気づいた点があります。「龍錦」のお酒は生酛でも、山廃でもなく、速醸造りのようです。初めて仕込む酒米なので難しい生酛や山廃を避けるのは、まぁ妥当な判断かと思いますが、ストーリーとしては2回目の「龍錦」を仕込む直前で終わっていたかと思いますが、きっと数年後には山廃や生酛で造っていることでしょう!!
これは、かんぐりかもしれませんが、作者の尾瀬あきらさんも「夏子の酒」でその辺りを書ききれなかったので「蔵人(クロード)」で生酛にこだわったストーリーをかかれたのではないでしょうか。ちなみに「蔵人」の舞台は島根県なのですが、上原先生の地元の鳥取のお隣さんというのもなんとなく関係があるのかも?などと思ったりしてます。

「蔵人(クロード)」は「夏子の酒」に比べると知名度が低いかも知れませんが、面白いので、ぜひ読んでください。

 

★尾瀬あきらさんの「蔵人(クロード)」第1巻★

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