ケロケロ!!
『この蛙は見かけによらず大変凶暴な性格を持っておりますので、常に冷蔵庫で眠らせたまま取り扱いください。常温に短時間でも放置すると、覚醒し、「怒れる蛙」となって破損事故を起こす可能性があります。このため蔵元ならびに酒販店では常にマイナス5度以下の環境で管理しています。』
いきなりなんのこっちゃ?かと思われたでしょうか。これは新政の天蛙と言うお酒の裏ラベルの注意書きからの引用です。
このお酒の特徴は低アルコール(9度!!)で、かつ発泡酒ということです。注意書きにある通り、相当な暴れん坊のようです。自宅ではなく、「京・おばんざい素」でいただいたので自分で開栓していないのですが、相当気をつけながらゆっくりと開栓されたようでした。
発泡と言うのは予め知っていたのですが、グラスに注がれる様を見るとシュワシュワ!!と元気な様子が分かります。上の写真は注いだ直後ですがグラスの上面がシュワシュワしているのがよく分かります。元気なのは間違いないのですが、充分に冷やしてあるので、その凶暴な性格はちゃんとなりを潜めているので大丈夫です(^_^)
そして口に含むとシュワシュワ~っと、舌の上が泡で刺激され、その後に新政の味わいが浸透していきます。ただ、9度と度数が低いせいでしょうか? 普段いただいている他の新政と比べると「新政感」が弱い感じです。というか、あまり「酒」を感じないのです。手元に四合瓶を置いてると、恐らく気がついたら飲み干してしまうことでしょう(^_^; 数年前に「うすにごり」タイプのお酒にはまっていたことがあるのですが、その際に酒友大先輩のTさんに「あれはジュースやな」と評されたことがありますが、この「天蛙」もまさしく「ジュース!」です。夏の暑い日にこんなの出されると一気に飲み干してしまいそうです。(勿体ないのでしませんが・・・(^_^;)
イメージですが上等のはんぺんやお豆腐がマリアージュしそうな気がします。それにしても新政は色々あって楽しませてくれます。現行ある種類であといただいたことが無いのは、天蛙と同じPrivate Labシリーズの貴醸酒「陽乃鳥」とColorsシリーズの「水墨~Ash~」でしょうか。飲んでみたいなぁ~、どこかで売っていないかなぁ~(^_^)
いや~っ、一週間ぶりのお酒は体に浸みました。ダ〇エ〇トのための断酒をしていたのですが、この日、一時中断したのは特別です。特別ルールはよくありませんが、珍しいお酒でしたので・・・・、まぁいいか許す!(^_^)
付録 酒仙洞さんのホームページによると今回飲んだ物の1年前の2014年の天蛙は8%だったようですね。ちなみに酒仙洞さんのホームページでは、「最初から最後まで乳酸飲料感」、「完全に新しい味」、「味の斬新さは保証するよ」と表現されています。私のつたない表現とは違い、さすがにニュアンスが伝わる表現をされてます。私も語彙を増やして読んだ人が飲みたくなるような表現力を付けたいものです・・・。
ちなみに明@由紀の酒 さんもこのお酒を評されてます。う~ん、いい表現です。こんな表現ができるよう、もっともっと飲まねば!!(違うかな?(^_^;