我が家にたまたま?くどき上手が2種類ありました。一つは「愛山純米大吟醸」、もう一つは「八反参拾伍」、どちらもいいお酒だと分かるんですが、残念ながら自分のストライクゾーンからはややずれている感じでした。
で、思いついたのは「ご法度?のブレンド」です。同じ蔵のお酒なので親和性は高いんじゃないかなぁ?と思いました。これを思いついたのには背景があります。それは「裏鍋島」の存在です。「鍋島」は私のお気に入りの一つですが、その鍋島の中では異端の存在です。と言うのは、特A山田錦・山田錦・雄山錦・五百万石、各純米吟醸酒のもろみを搾る際の最初(あらばしり)と最後(せめ)の部分をブレンドしたお酒なんです。そんなユニークなお酒は見たことも聞いたこともありませんでした。酒仙洞のツイートで知り、ゲットしようとしたのですが、すでに売り切れでした(T_T)
後日、東京の酒友が、あるお店で飲む機会があったらしく「良かった~!!」とのこと、うらめしいです、もとい、うらやましい~。
そんな背景もあり、「えいやぁ!」と二つの「くどき上手」をブレンドしてみました。すると、各々でいただいた際には、比較的シャン!とした感じだったのですが、まるで化学反応を起こしたかのように、人柄もとい、酒柄?が変わりました。それまでなかった「柔らかさ」と「とろみ」が醸し出されていたんです。その「とろみ」はまるで「じゅんさい」を口の中に入れたような感じです。
マリアージュの幅もなかなかありそうな感じです。サンマの塩焼きでも白菜の漬物でも合います。
ブレンドはなかなか危険な賭けだと思いますが、いいお酒だけど、なんかちょっと好みと違うなぁ?と感じた場合は「アリかも?」もっとも保証の限りではありませんが(^_^;