なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

行ってきました!! 「所酒造 蔵見学」

 「京・おばんざい素」の大将とその知人、私で「房島屋」を醸す「所酒造」に見学に行ってきました。「所酒造」の蔵見学には15年ほど前にも行ったことがあります。それ以来「房島屋」の一ファンとなっています(^_^)

 揖斐川町のバス停を降りてしばらく歩くと蔵が見えてきました。本格的なな蔵見学は2度目ですが、蔵開きには何度も来ているので見慣れた風景です。この日は雪がチラホラ降っていました。

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  蔵に着き、所さんに案内していただきました。
 下の写真は「甑(こしき)」と「放冷機」です。写真の右側の機械が蒸気を出す装置でこれを写真中ほどの甑に接続して、米を蒸します。私たちが日常食べる米は「炊く」のですが、お酒にするお米は「蒸す」のです。甑の写真の周りにぶら下がっているのは「ダミー米」と言うものです。甑の下の方に敷いて、その上に酒米を置き、酒米がいい状態で蒸されるようにするものです。写真左上は蒸されたお米を冷やすための放冷機です。約30秒ほどベルトコンベアで送られながら風を当てて冷やします。その後エアーシューターでパイプを通ってタンクの送られます。蒸されたお米を送るほどのパワーがあるので、動作中は「すごい音」だそうです。

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 これは、お酒を搾る装置です。今まで、ヤブタ式は何度か見たことがありますが、このタイプは初めてみました。所さんが「これを説明するのが難しいんですよ。」とおっしゃていましたが、確かに動作しているところを見ないとイメージしづらい感じでした。いつか動作している状態を見てみたいです。

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 仕込中のタンクも見せていただきました。左側が1週間前に仕込んだ「純米吟醸」のタンクで、右側が前日に仕込んだばかりの「純米」のタンクです。写真ですと分かりづらいのですが、左の1週間経ったタンクは「もろみ」という感じになっていましたが、前日仕込んだばかりのタンクはまだ「米」の感じが残ってました。タンクの上で掌で自分の方に風を寄せると新酒の元気でいい香りがしました。うっとりです(^_^)

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 下の写真は左側が「酒母」を造るタンク、真ん中がお酒の分析、記録をされている机、右が洗米に使用されている道具です。「房島屋」用の米は手洗いとのこと。この日のように雪の降る寒い日は手がしびれるでしょう・・・。ご苦労様です。

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  蔵の2階です。右側が昔、使用されていた道具です。

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 左が瓶火入れするためのもの、右が蛇管です。

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 一通り、蔵を案内していただいた後は、お楽しみの試飲です。5種類用意していただきました。左から「おりがらみ純米」(7)、「兎心ブラック」(9)、「純米無濾過生原酒」(9)、「純米大吟醸」(17)、「純米酒」(7)。()の中の数字は協会酵母の番号です。

 房島屋で使用されている酵母は上記の3種類とのこと。十数年前に初めて「房島屋」を飲んだ時には、もっと「酸味」の特徴を感じたことを伝えると、所さんは「他の方からも、同様のことを言われたことがあります。ただ、以前は酸味の強いお酒がほとんどなかったのですが、今は酸味を持つお酒が増えてきている。ですので、相対的に『房島屋』の『酸味』が減ったように感じるのではないでしょうか?」とのこと。ちなみに数値的にも酸度は昔から変わっていないそうです。確かに!初めて『房島屋』を味わった頃には、「酸味」の強いお酒は知る限りではなかったかと思います。なのでその『酸味』に驚愕し、惚れて、それ以来『房島屋』ファンとなった訳です。しかし、その後いろんなお酒を飲んでいますが、昔よりも『酸味』を感じるお酒が増えているのは確かかと思います。所さんが梅錦での修業から戻られて、初めて造ったお酒で「酸味」があったそうで、「これはウチの特徴だ!」とされたそうですが、今思えば先見の明だったのでしょう!!!

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  所さんと、談笑しながらお酒をいただき、「兎心BLACK」を購入して、帰路につきました。行きしなは、「雪が降り始めたな。」という程度だったのですが、帰り道は「雪国!」でした(^_^;
「兎心BLACK]を購入したのには、ある訳があります。後日ブログで発表予定です。

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 まだまだ寒い日が続くかと思いますが「房島屋」の造り、出来上がりを楽しみにしていますので。所さん、お身体に気を付けてよろしくお願いします。

 

 

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