なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

行ってきました!! 「蓬莱泉を醸す関谷醸造 仕込体験」 3/6更新

 酒友からお誘いを受けて関谷醸造吟醸工房に日本酒の仕込体験に参加してきました。吟醸工房で仕込体験をやっているのは以前から知っており興味があったので、即座に申し込ませて頂きました。

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 「吟醸工房」に到着して、二階奥の会議室に行くと、そこには遠山さんが待ってくださっていました。この日体験する作業について説明を受けて、蔵の中に入りました。遠山さん曰く、全工程の百分の一ほどとのこと(^_^; 全体から見ればほんの僅かな仕事ですが、「自分の手で日本酒造りに係わった」と言うのは日本酒愛好家にとっては、うれしい事実です(^_^)

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 会議室から酒造りをしている場所に移り、手を洗い、作業台の上に置かれた蒸しあがったばかりのお米を囲みます。そして、お米を運んだ布にこびり付いたお米をはがす作業をしました。お酒造りの米は、食べるお米と違い「蒸す」のですが、そのため食べるお米よりも水分が少なく「硬い」ということは知っていましたが、蔵の方が「ちょっと柔らかめだな」とおっしゃったのを聞いて、「なるほど、これでまだ柔らかめなのか、酒造りのお米とはそんなに硬く蒸すものなんだ」と初めて実感しました。30年ほど日本酒を愛飲していますが、まさしく「百聞は一見に如かず」でした。何事も耳学問だけでは限界があり、やはり体験してみないと分からないことがあるんですね。

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 布からお米をはがす際には、お米の温度は下がっていたのですが、次の作業で、台の上の塊になったお米に手を入れると「熱い!」と思わず叫ぶほどでした。恐る恐る、お米をほぐして温度を下げる作業にかかります。この途中で「ひねり餅」を作らせてもらいました。「ひねり餅」と言うのは蒸しあがったお米の具合を確認するために、少量のお米を両手の掌でひねり「お餅」のような状態にしたものの事です。これ一度やってみたかったのですよね(^_^)
 もちろん、初めてなので「蒸し具合」は分かりませんし、下の写真を見れば分かりますがうまく作れませんでしたが「ひねり餅」作りを楽しめました。作った「ひねり餅」は各自がいただきました。お米をある程度、ばらつかせたところでいったん作業を中断し会議室に戻り遠山先生の講義です。

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 今回のお酒で使ったお米の説明です。麹米は山田錦で、掛け米は千代錦。千代錦はこの地域で作られている飯米だそうです。共に精米歩合は55%です。麹米が全体の20%、掛け米が80%で、この比率は概ね、他のお酒でも同じだそうです。今回のお酒の味わいのオーダーは香りはバナナ系で控え目、酸味はやや多め、かつ濃潤で辛口とのことです。素人が聞いても、なかなか全ての条件を満たすのは難しく思えますが、きっと杜氏や蔵人の皆さんが実現してくれることでしょう(^_^)

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 私たちが仕込むタンク「仕込 150号」です。

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 すでに仕込まれているタンクを見せていただきました。

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 タンクの写真です。左上が横から見たところ、右上が下から見上げたところ、左下が外から見たタンクの温度計で、右下がタンクの上、中から見た温度計です。

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 お酒を搾る「ヤブタ」です。タンクの規模に合わせて大小2つのサイズがありました。

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 お酒造りの工程を示した図です。私たちが行く前に「酒母」の作成、一段目である「添仕込」、二段目の「中仕込」がすでにされていて、三段目の「留仕込」を体験する、ということです。

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9℃まで冷ました掛け米をタンクに仕込むところです。

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「掛け米」を全て投入したあとは「櫂(かい)」でかき混ぜる作業を各自で体験します。「掛け米」投入直後は結構重いのですが、ほぼかき混ざった後では、かなり軽くなっていました。最後に杜氏が仕上げを行いました。さすがプロ!!リズミカルな櫂さばきでした。

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 そして仕込体験は終わり、懇親会です。ちなみにまだお昼ですが、下の写真のお酒をいただきました(^_^)

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 そしてお料理です。下の写真以外にもありましたが、毎度のように宴会後半は写真を撮り忘れました(^_^;

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 今回、仕込体験したお酒は3月末~4月頭に「しぼりたて」、10月下旬に「ひやおろし」として、各自が注文した分が届くことになっています。どんなお酒になって届くか、今から楽しみです。

 仕込んだお酒の様子は「吟醸工房」のブログ「酒造り通信~in吟醸工房~」でアップされるとのことなので、それを見ながらお酒が届く日を待たせていただきます。

 今回、お世話になりました遠山さんを初¥はじめ関谷醸造の皆さん、声をかけてくれた酒友さんには感謝!!です。

 

その後のお酒の様子です(は吟醸工房のブログ「酒造り通信~in吟醸工房~」でアップされています。)

 (2018年2月16日 10:50)  

http://www.houraisen.co.jp/blog/touji_ginjo/CIMG4240.JPG

 〇 (2018年2月28日 15:27

http://www.houraisen.co.jp/blog/touji_ginjo/CIMG4289.JPG

 

 

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