なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

いただきました!! 「射美 GOLD & SILVER」

 私と愛妻の大好きな「射美」の『GOLD』と『SILVER』を「京・おばんざい素」でいただいてきました。『GOLD』は今期29BYで初めての種類で、『SILVER』は28BYからの2期目の種類です。28BYでは『SILVER』と『BLACK』の2種類がおそらく同時に出荷されたのですが、今回は『GOLD』と『SILVER』が同時にリリースされました。

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 それぞれのスペックは、『GOLD』は精米歩合40%の純米大吟醸で、『SILVER』は精米歩合は『GOLD』と同じ40%ですが醸造用アルコールが添加されているので大吟醸、ちなみに『BLACK』は低精白の80%です。
 射美には全て「揖斐の誉」という酒米が使用されているのですが、実は「揖斐の誉」にも種類があります。『GOLD』と『SILVER』には「揖斐の誉S7」が『BLACK』には「揖斐の誉AMS18」が使用されています。前回いただいた「射美 特別純米」でも「揖斐の誉AMS18」が使用されていましたし、昔の自分の「射美 純米吟醸」の感想を書いたブログを再確認したのですが酒米は、やはり「揖斐の誉S7」でした。この傾向から察するに高精白には「揖斐の誉S7」、低精白には「揖斐の誉AMS18」という使い分けをされているのではないでしょうか?杉原さん当たってますか?

 この機会に「NorthGifu」では「揖斐の誉AMS18」を「吟撰」では麹米に「揖斐の誉S7」を掛米に「揖斐の誉AMS18」を使われていることを確認しました。

 なるほど、今まで何種類かの射美をいただいてきて、「なんか傾向が違うな?」と感じたことがあったのですが、なんとなく分かってきました(つもり(^_^;)酒米の違いだったのですね~。

 なお、裏ラベルに以下のような記述があります。
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高精白には、まだまだ課題が多く、今後、米の改良、製造方法の改善が必要です。しかし、弊社としては自社品種改良・栽培・製造という、3本柱による挑戦を追求しながら日本一大きなことをする小さな酒蔵を目指して参ります。まだまだではございますが、今後も引き続き努力して参ります。どうか温かい目で見守って下さい。

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 もちろん温かい(暑苦しい?)目で見守らせていただきますよ!!

 

  昨年、BLACKとSILVERをいただいた際の感想はこちらです。

nawan13.hatenablog.com

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  まずは、GOLDをいただきます。

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 写真では少々分かりづらいかも知れませんが、微妙に黄色というか琥珀がかっていて『GOLD』の名のごとく金色にも見えます。黄色っぽいと言っても、熟成酒の持つ色とはまた異なる物を感じます。私の思い込み、思い入れが入っているかと思いますが、もっと上のランクを感じさせる色です。私の拙い知識では高精白になるとお酒の色は透明に近くなる?と思っていたのですが、そうとも限らないのですね。

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  そして、いざ口に含みます。この時点では「S7」と「AMS18」の違いを認識していませんでしたが、29BYの「特別純米」よりは、綺麗というか、あっさりと した味わいを予想していました。そして、まさしく予想通りでした。ダテに「射美」ファンをやっていません(^_^)思い返すと、二度目に「射美 純米吟醸」を頂いたときと同じ印象です。なぜ初めてではなく2度目なのかと言うと、初めて飲んだ「射美 純米吟醸」はやや印象が違っていたのです。今回の『GOLD』よりももっと「特別純米」に近い、そんな味わいでした。そこで思い返して過去の自分のブログの写真を確認すると、初めての「純米吟醸」は「S7」オンリーではなく、麹米が「S7」で、掛米が「AMS18」でした。

nawan13.hatenablog.com なるほどなるほど、『GOLD』では高精白ではあるけれど純米なので、米の旨みを保ちつつ、「S7」を使うことによってよりきれいな味わいを求めたのですね!狙い通りの仕上がりになっているかと思います。

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 次に『SILVER』をいただきます。『SILVER』は昨年もいただいているので、昨年との違い(進化!)も楽しみです。アル添である「吟撰」が今年、格段に良くなっていたので、この「SILVER」も期待してしまいます。

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 グラスに注がれた色を見ると、『GOLD』よりもやや白く濁っています。意図的に「澱(おり)」を入れているのでしょうか?

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  いざ、口に含みます。『GOLD』と比べるとややスッキリ、ドライな感じです。過度に甘すぎるお酒は、飲み疲れしますが、この『SILVER』はもう少し甘みがあってもいいかなぁ?でも実は食中酒としては丁度いいのかも?

 お店で呑んでいる時は、一度に数種類並べて飲むことは余りないかと思いますが、家呑みでは時々やります。特に同じ蔵のお酒が数種類ある場合にやります。その自宅での呑み比べで、しばしば感じるのが、第一印象と最終的な印象が違うということです。初めに「これが一番!」と感じたお酒と、一番早く呑み干したお酒が実は違うことが、ままあります。つまり食事を取りながらマイペースでやっている時に自然に手が伸びていたお酒、それがその時の食事との相性が一番良かったということと思います。試していないので、分かりませんがこの『SILVER』は、そういうお酒かもしれません。望みが叶うなら射美のフルラインナップを目の前に並べて、飲み比べてしてみたいなぁ~(^_^)

 今期の射美は後はどの種類がリリースされるのでしょうか?「純米吟醸」、「BLACK」、「いちごの特別純米」・・・楽しみです。杉原さん、お酒造りよろしくお願いします。

 

 

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