なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

いただきました!! 「房島屋 兎心ブラック vs 兎心ブラック」

 最近、同じ蔵のお酒の飲み比べに、はまってる?訳ではないのですが、28BYと29BYの兎心(ところ)ブラックをいただきました!!

 一昨年の所酒造の蔵開きで、「兎心ブラック」が販売されていたので購入し、我が家の冷蔵庫の奥深くで1年以上寝かせて置いたものと、今年、所酒造に見学に行った際に購入したものと、同時に開栓して飲ませていただきました。

 

nawan13.hatenablog.com

  まずは、28BYを開栓、王冠の外の栓をめくった途端に「ポン!!」という元気な音と共に栓は天井にぶつかってました。1年以上経っているというのになんという元気さ!フレッシュさでしょうか! 口に入れる前からガス感を感じます。そして、いざ口に含むと、元気なガス感が口の中ではじけます。しかし、単なるフレッシュ感ではありません。1年以上の熟成のなせる業でしょうか?渋みを伴った旨みが明らかに、過去にいただいた兎心ブラックとは違います。一昨年の蔵開きの際にも同じ28BYの兎心ブラックをいただいていますが、その際に感じた味わいとは、また別物です。どちらが良し悪しと言う訳ではありません。熟成したお酒には、時を重ねた趣があり、造り立てには無垢なフレッシュさがあるかと思います。28BYの渋みを伴った旨みは、お酒単体ではなく、やはり食事と合わせてこそ、その真価が発揮されるかと思います。私も、この28BYと29BYの同時開栓にあたって、黒毛和牛を用意しました!!もちろん、肉本来の味が分かるように、塩コショウでの味付けです。そして、肉を口に含み、次に28BYを流し込みます。なんという贅沢でしょうか!思わず、うっとりとしてしまいます。

f:id:shimonof13:20180621224039p:plain

 続いて29BYの開栓です。こちらは、まだ若いにも関わらず28BYよりもおとなしめの音でした。単に搾られてからの時間ではなく、28BYは瓶内での2次発酵が進んでいたのでしょうか?そう言えば、今まで何度も兎心ブラックを購入していますが、今回の寝かせた28BYほど元気はなかったかと思います。話を29BYに戻します。グラスに注ぎ、口に流します。28BYほどではないにしろ、しっかりとしたガス感が、口の中を無邪気に跳ね返ります。味わいは、やはりフレッシュ!こちらは、お酒単体でも、軽めの酒の肴でも合う感じですね。

f:id:shimonof13:20180621224055p:plain

 そして数日後、あることに気づきました。28BYと29BYの2本を比べてみると、28BYの方が減っていました。特に優劣を感じていた訳ではないつもりだったのですが、食事と共に飲んでいたせいか、自然と28BYに手が伸びていたようです。2日後ぐらいまでは28BYの栓を取る際には、「ポン!」と音がしていたのですが、徐々に音が消え、それと共に「渋み」よりも「まろやかさ」の顔が表面に出てきました。これは、29BYも同様でした。開栓直後が、硬すぎる訳でもなく、時間が経っても味がヘタレる訳でもなく、時間と共に味わいの変化が素直に楽しめる素晴らしいお酒でした。

f:id:shimonof13:20180621224114p:plain

 今回は一年少々寝かせただけで開栓しましたが、個人で熟成するのはこの辺りが限界です。所さん、兎心ブラックを毎年、少量づつでも蔵で冷温貯蔵で熟成してみませんか?いつか、1年物、2年物、3年物・・・という感じで垂直飲みをしてみたいものです。ぜひ、ご検討お願いします!!

  

にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村