なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

(追記あり)行ってきました!! 「蓬莱泉を醸す関谷醸造 吟醸工房 仕込み体験 2020」

 またまた行ってきました。今年で3年目になる関谷醸造の仕込体験です。

 この仕込体験では、23名の参加者で小さなタンクを一つ仕込みます。そして出来上がったお酒は参加者だけが購入できるオリジナル日本酒になります。下の写真はその注文票です。4月上旬に出荷される「しぼりたて」の生酒と10月上旬に出荷される「ひやおろし」の2種類が従来からありました。「しぼりたて」の生酒は従来は一旦タンクに入れたお酒を瓶詰めしていたのですが、今回からタンクを経由せず、絞ったお酒を直接瓶詰めする「直取り」もできるようになりました。「直取り」のいいところは、空気に触れることが少ないので、よりフレッシュな状態で瓶詰めされるとのこと。ただし、手間がかかるので、「直取り」は一人一本限定です。

 私は「直取り」1本、「しぼりたて」3本、「ひやおろし」2本を注文しました。4月上旬に「直取り」と「しぼりたて」が同時に届く予定ですので、飲み比べするのが今から楽しみです(^_^)

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 「吟醸工房」には2階の奥にセミナールームがあり、そこで講義を受けたり蔵の中に入って、作業・見学をしました。下の写真の左上がかつて杜氏を務められていた遠山さん、右側が営業の関谷さんです。関谷さんはイベントによく来られているので、ご存知の方も多いかと思います。池袋の西武百貨店で試飲販売されていた関谷さんに出張帰りにお会いしたことがあります。もちろん帰りの新幹線では、蓬莱泉で一献しました(^_^)

 初めに関谷さんが挨拶をされて、その後、遠山さんの講義になります。講義と言っても硬いものではなく、遠山さんウィットの効いたお話は毎回楽しく聞けます。

(2020/2/15追記)
 この日の遠山さんのお話の中で印象に残ったのが、関谷醸造も4期醸造を考えたことはあるが、うちは3期醸造でやっている。
 その理由は・・・
 杜氏さんは造りの間は仕込みのことが頭から離れず気が休まることがない。同じ銘柄のお酒を複数のタンクで仕込む場合は1度目が多少失敗しても、次のタンクで調整することができるが、吟醸工房の場合はオーダーのお酒が多く、それぞれ一発勝負という非常に厳しい条件の中で延々と続けるのは非常にしんどい。なので夏くらいはリフレッシュさせてあげないといけない。そう言われました。ご自身が杜氏を務められていただけに、その厳しさを実感しての言葉でした。

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 蔵の中に入ると、甑(こしき)から湯気が立ち上っていて、蒸しあがったお米の香りが漂ってきました。

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 蒸しあがったばかりのお米です。仕込体験では三段仕込の最後の工程「留添(とめぞえ)」を行います。それまでの「酒母仕込み」、「初添」、「仲添」は、仕込み体験の予定日に合わせて酒造りのプロである蔵人さんがやってくれています。

 下の写真は「留添」で使う掛け米「千代錦」が蒸しあがって、熱を冷ますために台に置かれたところです。

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 初めにやるのは「ひねり餅」造りです。蒸されたお米を少し取って、両掌でひねるようにして餅状にします。こうすることによってお米の蒸し具合を確認します。もちろん素人にはどうなっていたら良いかは分かりませんが・・・

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 今回三回目の「ひねり餅」の作成です。初めよりは、それらしくできたかな?
それぞれ作った「ひねり餅」はタンクに入れると解けずに残ってしまうので、それぞれでいただきます。

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 そして、いざ作業開始です。蒸米をバラバラにほぐして冷まします。端の方は冷めていましたが、中の方はまだまだ熱く、やけどしそうなぐらいです。蔵仕事は冷たい水でお米を洗ったり、熱いお米をほぐしたりと大変です。

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 洗米の様子です。

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 下の写真が、今回仕込むタンクです。

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 他のグループで、もう少し発酵が進んだタンクです。泡がプクプク浮いてくる様子は見ていて楽しいです(^_^)

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 「麹」を造る室の中も外から見せていただけました。作業中であれば、見れませんでしたが、今回は中が空だったので見ることが出来ました。

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 こちらはオーダー酒ではないタンクです。可(べし)になるのでしょうか?

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  左端の写真の上側が一つ前の写真のタンクを下から見たものです。その下の扉の中が貯蔵庫となっています。

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 お酒を絞る装置です。最近、タンクに入る直前の所で分岐できるようにしたので「直取り」できるようになったそうです。

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 瓶詰め装置です。

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 冷めた掛け米をタンクに入れる直前です。

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 二人一組になり、白い布の中心にお米を寄せて、タンクに投入します。

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 そして櫂(かい)で、よく混ぜます。初めのうちはかなり重いのですが、まんべんなく混ざってくると軽くなってきます。私たちは体験として少しやるだけですが、結構な重労働です。

 混ぜ終わると温度と量を測って蓋をして、タンクの前で記念撮影をします。この写真がラベルになります。

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 仕込み体験の後は、一階の売店でお酒を購入できます。吟醸工房では、ここでしか購入できないお酒が4種類あります。精米歩合の違う純米大吟醸が2種類、純米吟醸特別純米というラインナップです。それぞれ試飲もできるので、好みに合ったものを購入できます。私はNo.2の純米大吟醸と昨年も購入した元旦搾りのお酒を購入しました。

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 そして最後は、岡田屋さんに移動して宴会です。

下の写真が、宴会でのお酒です。

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 宴会の料理です。天ぷらもありましたが撮り忘れです。宴会の後半になると毎度、酔いが程よく進み、取り忘れてしまします(^_^;

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  蓬莱泉の「空」と言えば、人気のお酒ですが、今回は「空」を抜いて吟醸工房オリジナルのお酒がダントツ人気で、初めに無くなりました。実はお土産に購入したお酒が、このお酒で、家でもまた愛妻とこのお酒が楽しめます(^_^)

 実は吟醸工房では「とことん酒造り体験コース」という今回の仕込み体験よりもいろんな工程を二日間に渡って体験できるコースも用意されています。いつかこのコースも体験してみたいと考えています。

www.houraisen.co.jp

 今回は以前、居酒屋で知り合ってしばらくお会いできていなかった方とも再会でき、宴を楽しめました。宴会の後半は中座して、宿自慢の温泉でスッキリして帰路につきました。

 来年も是非、参加したいと思います(^_^)

 

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