毎年、楽しみにしている御代櫻醸造の酒匂杜氏の年齢を冠したお酒です。
昨年の「四十三才の春」は3月発売当初は少々硬いというか、旨味の乗りが浅いような気がしたのですが、夏頃に新橋の屯(たむろ)で飲んだ際には味が乗ってすごくよくなっていたので、「今年はどんな感じだろ?」と期待でワクワクしていました(^_^)
実は冬にある酒屋さんで「四十三才の春」の四合瓶をゲットしていたので飲み比べをさせていただきました。先に「四十四才の春」をいただいたので、その味わいの印象に引きずられているかも知れませんが、「四十三才の春」の味わいは昨年の夏にいただいた方がパワフル、フルボディな味わいだったかのように感じました。
「四十四才の春」は例年通り3月発売でしたのでしばらく熟成は進んでいたかも知れないので、一概に比較はできませんが、昨年の「四十三才の春」より断然味が乗っています。端的に言うと、このしっかりとした味わいが自分の好みなんですよね!そして、これは毎年共通の味わいですが、春シリーズはバランスが抜群です。これだけしっかりとした味わいを持ちながら、一つの要素が突出することなく、バランスが保たれている。この造りは「卓越した技」としか言えません!!酒匂杜氏が日本酒を醸す時代に生きていることが幸せでなりません(^_^)
1年熟成用に四合瓶を冷蔵庫にキープさせてありますが、もう一度じっくりと飲んでみたいなぁ、と考えています。いや、まだお店に在庫があるうちにもう一本購入するべきだろうか。でも他にもいろいろ飲みたいお酒はあるし・・・悩ましいところです(^_^)