なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

瀬戸の「かたくち」

「かたくち」って、ご存知でしょうか?
簡単に言うと片側に注ぎ口が付いた陶器なんですが、私が初めて知ったのは昨年の豊田の酒蔵「菊石」の蔵開きで出会った方から聞いての事でした。
浦野酒造の蔵開きでは、簡易テーブルが用意されており、私がお酒をもらって席に帰ってくると、どちらかと言うと人見知りするタイプの愛妻が前の女性と楽しそうに話をしていたんです。その女性が「かたくち屋」というウェブショップを運営されている方だったんです。

菊石酒造さんで、たっぷりとふるまい酒をいただき、帰宅した後「かたくち屋」のサイトを見せていただいて「いいなぁ~、これ」と思っていました。

それから、1年以上経ち、先日参加した「仁志の会」でのこと。この会では参加者がそれぞれ¥1500以下の4合瓶を持ち寄るというルールなんですが、ご夫婦で参加された方が2人分ということで、「八兵衛」の1升瓶を持ってこられたんです。その時。奥様が1升瓶のままでは、つぎにくいから、と浜鮨の大将に「かたくち」を出して、と頼まれたんです。

1升瓶や、4合瓶から豪快にぐい飲みに注ぐ、これも悪くはないし好きなんですが、かたくちから注がれるお酒もなかなかおつなもんでいい感じです。「日本酒」という文化を「酒器」という文化で彩る!と言った感じでしょうか。それまで、ぼんやりと「かたくち」いいなぁ~と思っていたのが、それ以来、「かたくち」欲しい!!!に明確に変わった瞬間でした。

幸い、我が家からは瀬戸物の語源でもある瀬戸の町が近くにあります。街中には瀬戸物屋さんが何軒もありますし、ちょっと町はずれには道の駅「瀬戸品野」があり、そこでも瀬戸物を販売しています。今までも道の駅で気に入った湯呑(ぐい飲みとして使っていますが(^_^;)を買ったことがあったので、まず道の駅に行ったのですが、そこでは「かたくち」自体がほとんどなく、やっと見つけたものも手が届かないお値段・・・ということで、瀬戸の町に向かいました。こちらで何軒か訪ねたところ、私の好みの「かたくち」が2つ見つかりました。愛妻は「欲しかったら両方買えば?」と言ってくれたのですが、一度に2つ買ってもどちらかどっちつかずになっても使わない方の「かたくち」に悪いし、我が家には置く場所もありません。というわけで、後ろ髪を引かれる思いを断ち切って選んだのが下の写真の「かたくち」です。(同じ模様のぐい呑みも一緒に買いました。)

早速、家に帰った後「三十七歳の春」をそそいで、風情を味わいつついただきました(^_^)

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