昨日、またまた「一位」に行ってきました。
実は私と愛妻の誕生日が近いので二人まとめての誕生日祝いを「一位」でしてきました。
お店に到着してカウンターに着き、せっかくの誕生日なので、大将に誕生日にふさわしいお酒を選んでもらいたいなぁ・・・と見まわしましたが、人気者の大将はそう都合よくつかまりません。で、定番の「四海王」の「真」を頼んで呑んでいると、大将が見えたので、今日は誕生日なのでなんかふさわしいお酒を選んで下さい、とお願いすると、大将が「それは、なんか毒をもらんといかんなぁ・・・」といいつつ出してくれたのは、なんと「空」、あの蓬莱泉の銘酒です。いつもの1合のとっくりではなく、ワイングラス1つについで、「二人で飲んで!」と出してくれました。以前にお酒の会で少しだけ味わったことはあるのですが、席についてしっかりと味わうのは初めてでした。きれいで飲みやすく愛妻も気に入りました。
そして、この日また出会いがありました。今回の席はカウンターの右側だったのですが、一番右の席一つだけ余っていました。そこにお一人のお客さんが見え、店員さんとのやり取りを見る感じでは常連さんのようでした。お一人で静かに呑まれていたのですが、常連さんそうなので、お話ししたいな!と思いお声をかけさせていただいたところ、なんとお隣さんはあの「蓬莱泉」の遠山杜氏さんだったのです。「一位」で会えた杜氏さんのお二人目です。しかも初めて「一位」に来た時に会った「四海王」の今泉杜氏とも交流があるようでした。
杜氏さんにも色々なタイプがあって、若いうちに花が開くタイプ、四十代半ばで花開くタイプ、引退間際で花開くタイプがあるけれど、若いうちに花開き、その余韻でなんとかする人や、引退間際で後が無いタイプの方も見えるが、一番いいのは四十代半ばで花開きその後も切磋琢磨される方だと思う、というようなことを言われました。「四海王」の今泉杜氏も四十代なかばで花開かれた方ということで、「一位」で出会って以来、「四海王」、「今泉杜氏」その両方のファンである自分としても遠山さんのような名杜氏にそのように言われると、自分のことのようにうれしく思いました。
お話しを聞きながら、遠山さんから「蓬莱泉」をついでいただき、おいしくいただきました。「一位」さんにしかおろしていない「蓬莱泉」が四種類あるとのことで、その内の二種類ほどいただきました。
遠山さんは次のお約束もあるとのことで、先にお店を出られましたが、その後もお酒をしっかりいただき帰路につきました。
また次回「一位」で、どんな出会いがあるか楽しみです!!