今回は東京のお店です。ジャンルとしては居酒屋の部類に入るのですが「日本酒専門店」という落ち着いた感じのお店です。焼酎やビールもありますが、ビールはヱビスのみ!というところが、「この店、タダものではない!」と思わせてくれます。
ここは地酒のラインアップが充実しているのですが、ただ単に揃えているだけでなく、店員さんがそれぞれのお酒の内容を理解しているんです。お店によっては「このお酒、どういう感じ?」と尋ねると「ちょっと、お待ちくださーい」と誰かに聞きに行くというシーンに会うことがありますが、ここは店員さんに尋ねると、即座に答えが返ってくるんです。こういうお店は信頼が持てますよね!
さらに、ここのお店のすごいのは「飲み放題コース」なんです。普通、居酒屋の飲み放題というと「冷酒」「燗」が選べるくらいで銘柄が書いてあったり、選べることはまずありません。
下の写真の通りです・・・。
(私が自慢することではありませんが・・・)すごいでしょ!!今までも3種類ほどから選べるお店はありましたが、ここまで選べるお店は初めてというか、他にはないのでは?と思います。
この日も色々いただきましたが、好みとしては三重県の清水清三郎商店の「作(ざく) 恵の智」と広島県 亀齢酒蔵の「亀齢(きれい)」の2つが喉の印象に残りました。どちらも、初めて呑むお酒で銘柄さえ知らなかったのですが、旨い!以前ですと地酒を置いているお店に行っても、比較的自分の知っているお酒を選びがちだったのですが、最近はお店の人に話を聞いたり、自分の好みを話しておまかせで出してもらったりしてます。というのは、この1、2年蔵開きなどのイベントに積極的に行くようになり、それまで知らなかったお酒でも「おっ!旨い」と感動できることが多かったことから、自分が知らないだけで、まだまだ旨い酒が日本中で自分を待っている(?)と確信したからです。
神奈川の蔵にこのお店用に作ってもらっているという「残草蓬莱(ざんそうほうらい)」というお酒も活性にごりで良かったです。このお酒は和製スパークリング!といった感じなので、暑いこの季節、お店に入ってすぐの食前酒なんかにいいと思います。
こちらのお店では、「ぐい飲み」がいろいろ入った籠をテーブルに持ってきてくれて、好きな物を選ばせてくれるというれしいサービスをしてくれ、かつお酒は1升瓶で持ってきてくれ「かたくち」に入れてくれるのですが、普通のお店だと注いだあと、瓶をとっととしまわれるのですが、このお店では、しばらく置いておいてくれるので、写真を撮ったり、裏のラベルをじっくり見たりと堪能できるんです(^_^)
下の写真も「亀齢」の雰囲気のあるラベルと趣のあるラベルがベストマッチしてます。
お酒はもちろんですが、このお店、料理もいいんです。「お品書き」なんかも出してくれて、一般的な居酒屋の飲み放題とは一線を画す雰囲気も出してます。
この日は泊りでは無かったので、東京のメンバーがまだ飲んでいる中、後ろ髪を引かれる思いで店を出て帰路につきました(T_T)