以前にも「味は変わります!!!(怒)」で書きましたような酒蔵の不祥事がまたもや発覚しました。以前のは大阪の蔵でしたが、今回は兵庫県の蔵・・・また関西かと思うと辛いです。
すでにニュースで見られた方も多いかと思いますが、今回の不祥事は純米酒に醸造用アルコールを入れたり、吟醸酒に規格外の米を使用したようです。
この行為自体が腹立たしいのですが、ニュースの表現もおかしいと思うのです。「純米酒に醸造アルコールを入れることは認められていないが、・・・」純米酒は字の通り、米だけで作るから純米酒なんです。認めるとか認めないとかの問題では無い。アルコール度数を調整するために入れたとの報道もありましたが、そんなウソは聞きたくない。ウソでなければ自ら蔵の技量がないことを暴露しているようなものかと思います。
おおよそ。20年ほど前から新しい世代の造り手に依って、日本酒がどんどん向上しているこの時代、こういったアルコール工場(もはや蔵と呼びたくない!)は、不祥事が発覚しなくとも、いずれ淘汰されていくでしょう。たとえ、淘汰されるにしても、日本酒業界のイメージを損なった罪は大きいと思います。
残念ながら、こういったことをしている所は他にもあるでしょう。一刻も早く、そういったところは消え去っていただきたいと思います。
PS.日本酒ではありませんが、しばらく前からニュースになっている食材の偽装の発端となったホテルの社長が辞任したようですが、そのコメントがおかしい!お客様に迷惑をかけたとか、不愉快な思いをさせたとかでお詫びするならともかく、会社、グループへの迷惑云々とはどういう感覚なのか!!
以前、ある政治家が選挙戦に勝って、「これで自分の役割は終わった」などといっていたことがありましたが、その時も思わず、「政治家は選挙のためにあるんちゃうやろ!」了見違いと言うのはほんまに困ったもんです・・・