なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

行ってきました!! 「杉原酒造のこだわりの酒を愉しむ会」

 杉原酒造という酒蔵をご存知でしょうか? あの「射美」を醸している自称?「日本一小さな酒蔵」です。このブログで何度も紹介しているので私も愛妻も「射美」好きであることは、このブログを読んでいただいている方々にはバレバレかと思いますが、何せ「日本一小さな酒蔵」なので生産量がごく少なく、中々手に入らないんです(T_T)

 幸い、今年は巡りあわせが良くって、購入できたり、訪れたお店で飲むことができたりしていますが、まだ頂いたことが無い種類の射美もあるようで、射美に対する興味は尽きることがありません。そんな中、愛妻が「杉原酒造のこだわりの酒を愉しむ会」というイベントを見つけてきました。場所は岐阜駅にあるActiveG ギフトショップというところです。しばらく前に紹介した「岐阜の地酒に酔う」の岐阜会場のそばです。この会ぜひとも参加したいところですが、定員がたった15名で、応募が始まってからすでに数日経っています。まぁ、もう一杯だろうなぁ・・・と思いつつ、電話をしてみるとまだ席があり、当然予約しました。まぁ平日の開催ということもあったのでしょう。(^_^)

 

 そして、いざ当日です。会は19時スタートなので、仕事を定時に終えてもギリギリ参加可能なのですが、会社にいると場合によっては、なかなか帰れないこともあるので、私は使いきれずに、有り余っている有給を取っての参加とさせていただきました(^_^)

 そして会場に着いて席に着くと、前には緊張されている杉原さんの姿がありました。私も基本的に人前で話をするのは苦手なんですが、数十人の前で話をせざるを得ない機会(なんとセミナーの講師!!)があったので、杉原さんの緊張感はよくわかります。

 そんな中で会が始まりました。用意されたお酒は「吟撰 射美」、「特別純米 射美」、「純米吟醸 射美」、「揖斐川」でした。

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 一番手の「吟撰」は、昨年購入して頂いたことがあるのですが、正直初めて飲んだ射美である「特別純米」と比べると??感がありました。このブログを読んでいただいている方は私が純米派であることをご存知かと思います。そんな純米派の私でも気に入った「射美」が入手難なので、たまたま見つけたアル添の射美でしたが、それでも飲んでみたいと思い購入しました。ただ単に「射美だからアル添でもOK」というわけではなく、射美に使われる醸造用アルコールが「1年冷蔵庫で寝かせてある」ことを酒仙洞さんのホームページで知っていたので、単なるアル添酒とは違うだろう、という期待がありました。しかし、いざ昨年の吟撰を開栓していただいてみると・・・、あの強烈な特別純米の個性が見当たりませんでした。正直ガッカリしました。しか~し!、開栓して数日すると(私が思うところの)本来の「射美」らしい味わいが出てきたという記憶がありました。(デキャンタージュのような効果?)ですので、正直、開栓したての吟選はどうかなぁ~?

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などと思っていたのですが、いい意味で私の予想は外れました。(^_^; 旨いじゃないですか!!軽やかな華やかさはアル添のなせる業でしょうか?私の嫌いなアルコールが喉にひっかかる感じや、妙な硬さがありません。いや~、やられました(^_^)吟選の開栓前に、醸造用アルコールをー3°Cで寝かせてあると説明がありました。そうやって寝かせることによって醸造用アルコール自体が旨くなるんです、とのこと。その後、謙虚に酒自体が旨いかどうかは別ですが・・とおっしゃってました。その効果なのでしょうか?そして、ずうずうしぃ(^_^;私は杉原さんに、昨年の吟撰の感想と今回いただいた吟撰の違いについて話をしました。すると、杉原さんは真摯に答えてくれて「うちは設備が整っていないこともあって、造りの際のちょっとした違いで差がでることがある。」とのこと。なるほど納得です。データを細かく取られている杉原さんの言葉なので、裏付けが感じられました。

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 続いて「特別純米 射美」です。初めていただいた射美も今年初めていただいた射美も「特別純米」でしたが、このピンクラベルの特別純米は初めてです。杉原さん曰く「いちご」をイメージしたとのこと。この射美の酒米である「射美の誉」の収穫の際に「お前はイチゴだ、イチゴだ」と言い聞かせながら刈り取りをされたそうです。その甲斐あってか(^_^;、自分がすっかりイチゴだと思いこんだ「射美の誉」で醸された「特別純米」はイチゴのフレーバーが感じられる出来上がりになっていて、今までいただいた「特別純米」とは違う味わいになっています。う~ん、面白い!!この日には出てこなかった種類の射美がまだまだありそうで、全部味わいたいです(^_^)

 そして、3番手が「純米吟醸」です。実は射美の純米吟醸、今年になってから数回いただく機会がありました。初めて頂いた純米吟醸はオリが結構あり、「とろみ」をかなり感じる物だったのですが、その後いただいた純米吟醸はオリも余りなくとろみもそうは感じませんでした。その感想も杉原さんに伝えると、タンクが違うとのこと。同じラベルであっても、タンクによって結構差があるようです。「おり」は嫌いではないのですが、初めのタイプは少々強すぎる感があって、個人的には第2弾の純米吟醸の方が好みでした。

  そう言えば、酒仙洞さんのブログだったかと思いますが、タンク一つ一つ毎に色々試みられていると書いてあったかと思います。同じBYで同じ銘柄での味わいの違い!、まさに、それを体感できたことが良くわかりました。

  タンクごとに違うという事は、飲み手にとっては考えようによってはいろんなバリエーションがいただけて面白いかも(^_^;まぁ、いろいろ楽しむためには、もう少し生産量を増やしていただかねばなりませんが・・・

 

 最後は「射美」以前から作られている銘柄の「揖斐川」が出されました。「射美」とはかなり違う味わいでした。自分も愛妻もはやっぱり「射美」の方が好きだなぁ(^_^)

 会は初め、杉原さんが一人一人に注いでくれて、その後は一升瓶がテーブルに置かれて各自で自由にいただく形で、杉原さんの説明を聞いたり、直接お話をさせていただいたりしました。

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 途中、商品付きのクイズもあって私と愛妻は「射美」の前掛けと升をゲットしました(^_^)このクイズは、実は今週末に大阪で開かれる射美の会でも使用するとのことですので、ここで内容はお披露目できないのですが、面白い内容でした。

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 会の最後には、なんと中々買えない「射美」の購入もありました。「ひょっとしたら会で購入できるかなぁ?でも、数がないから会でいただくだけだろうなぁ?」と半ばあきらめていたのですが、会の終わりの方で、ズラズラっと並べられたので「おおっ!!」という感じでした。私と愛妻で「射美」の「吟撰」、「特別純米」、「純米吟醸」を4合瓶、計3本を購入することができました。半ばあきらめていたと書きましたが、そんなこともあり得ると思い、Dパックに酒瓶保冷用のクーラーバッグに保冷剤をちゃっかり入れて用意していた私でした(^_^)

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 翌日、さっそく「射美」で晩酌させていただいたのは言うまでもありません(^_^)!!

 

 

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