なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

行ってきました!! 「一合一笑(いちごいちえ)の会 創立20周年記念セミナー・利酒会」

 今までも何度か参加させていただいた「一合一笑の会」のイベントにまたまた愛妻と行ってきました!!今回はなんと「創立20周年記念セミナー・利酒会」というイベントです。

 会場は今池の「ガス燈」です。参加人数はおそらく160名ほどの大イベントです。いわゆる商業イベントではなく、純粋に日本酒同好の士の方々が集まって行われるイベントとしてはかなり大規模です!!

 受付を済まし、この会で使う「一合一笑の会」の利き猪口と資料をいただきます。

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 参加人数が多いため、初めに2つのグループに分かれて「利酒」と「セミナー」に分かれます。
 「利酒会」は、一合一笑の会がこの1年の間に全国を7つのエリアから厳選したお酒を利くものです。エリアが7つに分けられたのは全国の国税局の管轄が7つに分けられているからだそうです。各エリアごとに各会員さんがお薦めのお酒を出品し、ブラインドで利き酒しあって人気投票をして上位3種に絞られ、3種x7つのエリアで全21銘柄がこの日の「利酒会」に出品されたのです。1年間かけてお酒を選んでいただいた会員の皆さん、ありがとうございます(^_^)

 出品されたお酒は下記の通りです。

1.札幌・仙台国税局管内対象

  ・「米鶴 特別純米酒 田恵」 米鶴酒造(山形県

  ・「蒼天伝 特別純米酒」   男山本店(宮城県

  ・「上喜元 特別純米 からくち+12」 酒田酒造(山形県

2.関東信越(除く新潟)・東京国税局管内対象

  ・「惣誉 特別純米酒」    惣誉酒造(栃木県)

  ・「茜 いづみ橋 山廃純米」 泉橋酒造(神奈川県)

  ・「夜明け前 特別純米酒 憑(たのめ))の華」 小野酒造店(長野県)

3.金沢国税局管内および新潟・静岡対象

  ・「喜久酔 特別純米酒」   青島酒造(静岡県)

  ・「常きげん 山廃純米酒」  鹿野酒造(石川県)

  ・「伝心 純米酒 稲」    一本義久保本店(福井県

4.名古屋国税局管内(除く、静岡)対象

  ・「作 恵乃智」       清水清三郎商店(三重県

  ・「小左衛門 特別純米酒」  中島醸造岐阜県

  ・「人生劇場 山廃純米酒」  神杉酒造(愛知県)

5.大阪国税局管内対象

  ・「笑四季 特別純米酒 黒ラベル」  笑四季酒造(滋賀県

  ・「松の司 生酛純米酒 ふゆみずひいれ」  松瀬酒造(滋賀県

  ・「澤屋まつもと 特別純米酒 愛山」  松本酒造(京都府

6.広島・高松国税局管内対象

  ・「極聖 特別純米酒 高島雄町」  宮下酒造(岡山県

  ・「梅錦 山川流 純米酒」  梅錦山川(愛媛県

  ・「特別純米酒 南」     南酒造場(高知県

7.福岡・熊本管内国及び・沖縄国税局管内対象

  ・「七田 純米 無濾過」   天山酒造(佐賀県

  ・「東一 特別純米酒」    五町田酒造(佐賀県

  ・「ちえびじん 純米酒 ひとめぼれ」  中野酒造(大分県

 利き酒が始まる前に3つの注意がされました。他のイベントでも参考になるかと思いましたので記しておきます。

 1.「自分の猪口にスポイドから注いだ後、スポイドを押しながら元の大きい利き猪口に戻す。」これにより、次の人が注ぐのに効率がいいのと、スポイドの中にお酒が入ることにより安定して、ひっくり返りにくくなります。ちなみに、この会ではスポイドが2本ずつ用意されていました初めは同時に2人が注げるようにかな?と思ったのですが、2本同時に使うことにより適量が注げるからでした、素晴らしい!!

 2.「自分の猪口に注いだら、その場で利かず、テーブルからすぐ離れる。」自分だけのことを考えればテーブルに張り付いて順番に利いていった方が楽かも知れませんが、多くの人が参加する利き酒では、お互いに人の事を考える必要があるかと思います。結果的に注いだ後、すぐにテーブルを離れた方がじっくりとそのお酒を利けますし、後ろから「はよ、どいてほしいなぁ~!」というプレッシャーを受けることも、「はよ、どいて~や!」と苛立つこともなく、結果として利き酒会全体がスムーズにいきます。

 3.「感想を口にしない」人の主観というのは、よほど確かな味覚、嗅覚がなければ不確かなものです。横の人が「xx番のお酒、超おいしいいいい~!!」などと叫ばれると、普通の人は「そうなんかな?」と思ってしまうかと思います。他の利き酒会同様、お酒の瓶は下の写真同様銘柄が分からないように隠されています。銘柄が分かれば、どうしても自分の持つ知識が評価に影響します。ですので、この会では評価をするために極力外的要因を排除するよう考慮されたのかと思います。

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 事前の説明の効果があり、利酒は非常に「大人の酒飲み」という状態で進みました。皆さん真剣に黙々と利き酒をされて、静か~に厳か?に進みました。この利き酒はいわゆる品評会ではないので、純粋に自分のお酒を3種選ぶという形でした。投票結果は集計され、懇親会の終盤で発表されたのですが、私が選んだ一つが第1位でした(^_^)、ちなみに愛妻の選択結果も2位にあったようで、喜んでいました。(私の英才教育のおかげですね(^_^;)

 下の写真がブラインドを取ったお酒です。

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 ちなみに、投票用紙を入れる際に今回の熊本地震義援金の募金箱が設置されていましたので、微力ながら募金させていただきました。被災された方が、落ち着いてお酒を楽しめる日が早く来るよう、お祈りします。

 

 利き酒の後はセミナーです。

 私はAグループでしたので

  (1)醸造アルコールと香り、酒度について
  (2)日本酒と酒器での楽しみ方

を受講させていただきました。日本酒以外のお酒でも同様かと思いますが、同じお酒でも酒器によって、その味わいが変わるのは実感していますので勉強になりました。我が家で欲しい物として日本酒専用の冷蔵庫があるのですが、酒器用の食器棚も欲しいなぁなどと考えています。

 ちなみにBグループの演目は

  (1)酒造好適米と水、正しい利酒」
  (2)日本酒カクテルの楽しみ方
  (3)記念酒造りにあたり

 Bグループのセミナーは受講できていませんが、(3)の記念酒は懇親会でいただきました。お酒はもちろん飲むのも大好きですが、酒造りにもいつか参加したいなぁと思っています。

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 そして、いよいよメインイベント?の懇親会です。この会のすごいところはいろんなお酒が集まっているだけではありません。蔵から人が来て蔵ごとのブースがあり、蔵人さんからお酒を注いでもらい、お話ができるんです(^_^)しかも、蔵の数は20蔵!!

 参加された蔵は下記の通りです。

①山崎合資会社

清水清三郎商店株式会社

③山盛酒造株式会社

④有限会社平井商店

神杉酒造株式会社

⑥東和酒造有限会社

⑦金銀花酒造株式会社

⑧御代櫻醸造株式会社

⑨勲碧酒造株式会社

⑩原田酒造合資会社

⑪東春酒造株式会社

⑫金虎酒造株式会社

⑬有限会社平瀬酒造店

⑭合名会社伊勢屋商店

⑮美吉野醸造株式会社

⑯森田金しゃち酒造株式会社

⑰米鶴酒造株式会社

⑱福井酒造株式会社

⑲合名会社森本仙右衛門商店

⑳関谷醸造株式会社

 各蔵から、だいたい3種類ほどのお酒が出されていました。合計60種!!その前に利酒で21種のお酒もいただいています。とてもすべてをいただくことはできません(^_^;

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 乾杯でいただいたのは、原田酒造の「大吟醸 卯の花」です。味がすごくあって旨い!!お酒単独ではなく、食事と一緒に味わいタイプです(^_^)

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 山形から来ていただいた米鶴です。昨年参加した一合一笑の会で知ったお酒ですが、これまた旨いんです。名古屋近辺でも販売店がありますので、また今度買ってきて、家でゆっくり味わいたいと思います。

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 初めての「作」です。「陽山 一滴水」今まで「~乃智」シリーズはプロトタイプも含めて全種類いただいていましたが、この「作」は初めてです。それもそのはず一升瓶で¥7,000なり。買って買えなくはありませんが、なかなか財布の紐が・・・(^_^; 気づいてすぐに行って良かったです。しばらく後に、このお酒は完売したようで、瓶が倒されていました。

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 他にも色々とお酒をいただいたのですが、いただくのに一生懸命で写真を撮れてませんでした(^_^;

 蔵を移られた方にもお会いできたし、いくつかの蔵のおなじみの方々とも歓談させていただきながら、おいしいお酒と料理をたらふくいただきました(^_^)

 この素晴らしい会にお招きいただき、会長、副会長そして運営していただいた会員の皆さんありがとうございました!!

 

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