佐賀県の富久千代酒造の「鍋島 純米吟醸 山田錦」をいただきました。「鍋島」は人気銘柄なのでご存知の方も多いかと思います。
まず一口飲んで「紫色の香り」を感じました。この表現は私個人の感じ方で一般的なものではないので分かりにくいかも知れません(^_^; 実は今まで「紫色」は「良いもの」の表現としては使っていませんでした。しかし、それはその度合によって「良いもの」にも「悪いもの」にもなることが今回分かりました。「紫色の香り」は過度にあると鼻について「うっとおしい」のですが、適量=ほんの僅かにある場合は、お酒を味わう官能が開く、そんな感覚がこのお酒で感じられました。
味わいはどちらかと言うとスッキリしているが、いわゆる「端麗」ではありません。控えめなガス感がいいアクセントになり、山田錦らしいいいバランスの味わいがさらに一段昇格している、そんな感じです。
数の子わさび漬けを口に含みつつ、この鍋島を口に注ぐと、数の子わさびのおいしいことおいしいこと!!(^_^)思わず昔の経験を思い出しました。20年以上前のことですが、ウニを口に含んで、「菊姫 山廃純米」を注いだときのウニの味わいの膨らむこと膨らむこと、今回のマリアージュは、それに相当しました。
う~ん、鍋島ポテンシャル高いです!!
ちなみに、しばらく前に「鍋島」の変わり種?ハーベストムーンというのもいただきました。独特のフルーティ感と旨みがあって、また違うおいしさがありました。
PS.そう言えばしばらく「菊姫」飲んでないなぁ、最近は知らない銘柄とか新しい銘柄中心になっているせいですな。久しぶりに「菊姫」飲んでみようかな!!