「射美ブルー 特別純米酒 生貯蔵酒」をいただきました。岐阜の杉原酒造の「射美」の新製品です!! 幸いなことにこの新しい「射美」を入手することができました(^_^)
「特別純米」と言うと私が初めて出会った「射美」と同じようなスペックのようですがやや違うようです。裏ラベルから引用させていただくと「瓶燗した特純を約半年間、無濾過で冷蔵貯蔵いたしました。」とあります。
その味わいですが、初めに舌の先を「射美ブルー」が流れた瞬間に初代?の特別純米とは別物だと感じました。初代は、生原酒らしく荒々しさの中に米の旨みがガツン!と響く、そんな印象だったのですが、この「ブルー」はまた違うカラーを持っていました。
射美を初めて飲んでのは2013年の5月と3年以上前になります。それ以来、射美は私と愛妻のお気に入りで、機会があれば欠かさずいただいています。そこで感じるのは年々杉原さんの酒造りの技術が向上されていていることです。それはきっと杉原さんのチャレンジ精神が醸しだしているものだと思います。この「射美ブルー」もそんなチャレンジ精神が生み出したものなのでしょう。その味わいは、初代のような荒々しさという感じではなく、むしろ優しさが感じられます。どこか乳酸系の酸味が感じられます。しかし、ただ優しいだけではなく、その優しさの中に辛みがスッと通っていて、名手によって放たれた鋭い矢があるように感じられます。その矢の効果で、単なる柔らかな味わいのお酒ではないように感じます。
この日はサーモンとスズキの刺身、こんにゃくの煮物と合わせたのですが、このブルーと一番マリアージュを感じたのがこんにゃくでした。こんにゃくといってもスーパーで売っているようなそんじょそこらの物とは違い、味がしっかりしたものです。また機会があれば、酒の肴として紹介させていただきます。
この射美ブルー、翌日に肉とも合わせてみても期待通りバッチリでした(^_^)
杉原さん、この冬は厳冬のようで大変かと思いますが、28BYも「射美」造り、よろしくお願いします!!