なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

行ってきました!! 「小左衛門 蔵開き」

  岐阜県瑞浪市にある小左衛門を醸す中島醸造の蔵開きに行ってきました。今回が初の蔵訪問です。蔵は瑞浪駅から徒歩10分とアクセスも良い場所にあります。蔵の手前に土岐川が流れています。その川の手前辺りで前方を歩いている人影に見覚えがありました。少し速足で追いつくと、そこには見知った方々がいました。今回、愛妻は一緒ではなかったので、知った顔ぶれがいるとやはり安心しますね(^_^)川を渡ると、看板やら杉玉があり、蔵の敷地であることが分かりました。街中ではなく、川のほとりなのもいいロケーションです。しばらく先に行って曲がると入り口でした。由緒ある蔵らしく立派な門構えです。(操業が元禄15年(1702年)とのこと)

 

f:id:shimonof13:20170501232327p:plain

f:id:shimonof13:20170501232340p:plain

  この小左衛門の蔵開きは土日の二日間の開催だったのですが、たまたま前日に行った方から11番の雄町のお酒がいい!と聞いていましたので、試飲チケットを購入し、すぐさま11番のブースに向かいました。

f:id:shimonof13:20170501234657p:plain

 そしていただくと・・・「確かに旨い!、美味しい!」お酒は嗜好品ですので、その味わいは様々で、好みも人それぞれです。なので、他の人が「いいっ!」と言っていても、自分自身がいいと思えるかどうかは、飲んでみないと分かりません。ただ今回は私の好きな「雄町」と聞いていたので、かなりの確率で「イケル!」と踏んでいたのですがばっちり好みのお酒でした(^_^)

 

 今回の蔵開きで用意されていたのは、以下の通り

No.1 生 純米大吟醸 小左衛門 28BY (売切れで飲めず・・・)

No.2 火入れ 純米大吟醸 小左衛門 27BY

No.3 火入れ 純米大吟醸 赤磐雄町 27BY

No.4 生 純米大吟醸 山田錦 28BY

No.5 生 純米吟醸 備前雄町 生酛中汲み しぼりたて 28BY

No.6 生 特別純米 信濃美山錦 28BY

No.7 火入れ 特別純米 信濃美山錦 27BY

No.8 生 特別純米 信濃美山錦(直汲み) 27BY

No.10 生 純米吟醸 備前雄町 28BY

No.11 生 純米吟醸 備前雄町(直汲み) 27BY

No.12 生 純米吟醸 13号 山田錦 28BY

No.13 火入れ 純米吟醸 13号 山田錦 27BY

No.14 火入れ 純米吟醸 夏吟(出羽燦々) 28BY

No.15 生 純米吟醸 ひだほまれ おりがらみ 28BY

No.16 火入れ 生酛純米 備前雄町 27BY

No.17 火入れ 小左衛門 純米梅酒

No.18 火入れ 小左衛門 純米ゆず酒

No.19 火入れ 始禄 純米カボス酒

No.20 火入れ 始禄 三百年旨口(山廃本醸造

f:id:shimonof13:20170501232250p:plain

f:id:shimonof13:20170501232259p:plain

 中々の種類です!面白かったのが12番と13番のお酒の違いです。どちらも山田錦純米吟醸60%精米なのですが味わいがかなり違います。注いでくれた方に尋ねると12番が生で28BY、13番が火入れで27BYで1年熟成されているとのことでした。酵母も同じとのことです。フレッシュ好きな私としては12番が好みのタイプでした。蔵開きでの試飲で、質問に答えてくれる方がいてるのがうれしいですよね!

f:id:shimonof13:20170501232308p:plain

 

 お酒の販売ブースは4か所に分かれていたのですが、「お燗」ブースが別途用意されていて、そこには茶色の法被を着た方が見えました。他の方は白い法被だったのですが、この方が小左エ門を醸す中島醸造杜氏さんでした。普段は手間がかかることもあり冷酒でいただくことが多いのですが、お酒によっては温度を上げた方がおいしくいただけるタイプもあるので、時には「我が家のお燗システム」を使います。ですので「お燗」にももちろん興味があります。杜氏さんがお燗番などと、贅沢な場面はめったにありません!!で、「お燗コーナー」に行くと、そこにはリストに載せていないお酒があるとのこと。何かと言うと「貴醸酒」でした。なんと「貴醸酒」を燗で飲ませてくれるとのこと!燗には興味があったものの「貴醸酒」を燗で飲むという発想は今までありませんでした。杜氏さんが勧めてくれるぐらいなのだから、きっとおいしいのでしょう!期待を込めて「貴醸酒」の燗を頼むと、味の違いを見てください、とのことで冷やの貴醸酒を少し注いでくれました。いただくと、それは私の知っている貴醸酒の味わいです。深く強い甘みが特徴ですね。そして、いざお燗した貴醸酒をいただくと甘みはもちろんそのままあるのですが、柔らかな甘みになって非常に「ほっこり」した感じで胃がほっとくつろいだ感じになります。このコーナーに来る前に何種も冷酒で利き酒して、少々疲れた?体には「燗」はやさしくいたわってくれる、そんな感じです(^_^)

 

f:id:shimonof13:20170501234753p:plain

 

 蔵開き全体の雰囲気もいい感じでした。食べ物ブースも充実していますし、試飲カードに付いてくる「輪投げ券」では一等賞ではなんと大吟醸の一升瓶!!が当たります。私は残念ながら2回やって2回とも参加賞でしたが・・・(^_^;

f:id:shimonof13:20170501232420p:plain

 中庭も広く、ゆっくりと飲んで休める席が用意してあるのもうれしいです。だからと言って羽目を外してどんちゃん騒ぎしている人がいなかったのも、この蔵開きのいい伝統なのでしょう。

 

f:id:shimonof13:20170501232433p:plain

  蔵で買った平杯です。

f:id:shimonof13:20170501234342p:plain

 今回は愛妻を置いての一人での参加でしたので、しっかりとお土産のお酒は買って帰りました。私の個人的に最も良かった11番と12番のお酒を買って帰りました(^_^)来年は愛妻を連れて、また参加したいと思います。

f:id:shimonof13:20170502213643p:plain

 

PS.2時頃にぼちぼち、お暇しようと知人たちに挨拶したら、「まぁまぁ座って」と引き止められ、その後帰ろうとしたら、終盤になって来られたお酒の会で知り合ったチャーミングな方とご一緒して、結局蔵開きの終わる3時までいました(^_^;

 

にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村