なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

(追記あり)いただきました!! 「醸し人九平治 純米大吟醸 生原酒 5月27日に生まれて」

 今まであまり、と言うか全然意識していなかったのですが「醸し人九平治」って基本、火入れのお酒なんですね。結構フレッシュ感も感じていたので「火入れ」として特に認識していませんでした。

 ですが、ある日、とあるツイートで「5月XX日に生まれて」という「醸し人九平治」があることを知りました。それは高島屋のイベントの中で蔵人さんが販売している限定商品との事でした。

 「醸し人九平治」は私のお気に入りの一つですが、九平治さんはおろか、蔵の方ともお話もしたことがありません。それは「醸し人九平治」を醸す 萬乗醸造は一般的には蔵見学を受け付けていないようですし、蔵開きもしていません。またイベントへの参加もほとんどないからです。九平治さんとは20年ほど前に義侠の山田会長(当時は社長さんでした)と一緒に行ったある居酒屋でお会いした、と言うか近くで見かけたことがあるだけでした。

ですので、今回のイベントには2つの強力な魅力がありました。
 一つ目は普段入手でない生酒の限定品があること!!
 二つ目は蔵人がいらっしゃるのでお話ができるということ!!

 これは、もう行くしかないでしょう!!

 このツイートを見た後の翌週の火曜日までこのイベントは、やっているとのことでした。

 この土曜日は、夕方から「とある日本酒のイベント」への参加が決まっていましたので、保冷剤を入れた日本酒用のクーラーバッグを持って早めに家を出ました。

 そして、いざイベント会場に入りました。「九平治は何処に?」としばらく探すと、他の日本酒のブースの近くに「醸し人九平治」のブースがありました。ブースを見つけた私は嬉々として、そちらに向かいました。ですが近づくにつれ人影が無いことに気づき「???」となりました。いざブースに着くと左半分の冷蔵庫は空っぽ、右半分には「あるちざん」が2種類ありました。さっそく蔵の方にお話しさせていただくと、限定の生酒は既に売り切れているとのこと。今あるのは「あるちざん」の50%精米の物と55%精米の物とのこと。「あるちざん」は以前は限られたお店に卸していた物を通常のラインアップにしたタイプとのこと。「あるちざん」はいただいたことがありますが、若干ラベルが違っていました。通常のラインアップと言っても、もう在庫が無いので、酒屋さんにもなくこのイベント分しかないとのこと。限定の生酒が品切れで購入できなかったのは残念でしたが、他にお客さんがいなかったため、蔵の方と長々とお話をすることができました(^_^)お話の後55%の「あるちざん」を購入し、限定の生酒は翌朝また入荷するとのことですので「翌日の朝、来れたらまた来ます!」と言って、その場を後にしました。

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 そして、日曜日の朝、しっかりと早起きして高島屋の開店前にドアの前で並んでいました。我ながら好き物ですね~(^_^;10時前になるとドアの内側で人の動きが出てきます。そして、いざ10時になると同時にドアが開かれ、エレベータにまっしぐら!!と言っても走るのはなんかみっともないので速足程度、催し会場行きのエレベータに一番乗りしました。フロアに着くと皆さんまっしぐら!!「全員ライバルか?」と思いきや、お目当ては色々でした。そして、九平治のブースに着くと、そこには既に行列ができていました。入口によって多少時間差があったのでしょうか?でも、まだ長蛇と言うほどではなかったので、お目当ての生酒は無事ゲットできました(^_^)この日は限定100本とのことでしたので、私の後も人が並んでいたのでおそらく10時半頃には売り切れたと思います。早めに行って良かった!!早起きは三文の得ですね(^_^)

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 この「5月27日に生まれて」というネーミングは、てっきり「黒田庄に生まれて」をもじったものかと思い蔵人さんに聞いたところ、実は逆で「黒田庄に生まれて」が発売される以前から「xx月xx日に生まれて」というお酒はあったらしく、そこから「黒田庄に生まれて」という銘柄ができたそうです。土曜日に高島屋に行った際には生酒が売り切れていて残念でしたが、そのおかげで蔵の方とゆっくりとお話ができたので良かったです(^_^)

 そして、いよいよ「5月27日に生まれて」をいただく日がきました。まず口に含んだ瞬間に感じたのは「フレッシュ!」繊細な辛みと共にラムネ感と微かなガス感を感じます。スルスルと喉を通り抜けていきます。「石ちゃんのSAKE旅」では焼肉と「醸し人九平治」を合わせていたので、それにならい、我が家でも焼肉と一緒にいただいてみました。すると、「う~ん、合う!!」この「5月27日に生まれて」は繊細な味わいなのですが細い訳ではないんです。だからこそ、肉の味をしっかりと受け止めることができるのだと思います。肉の脂身の持つ甘みと合いますね~(^_^)

 ただ欲を言えば、熟成感が少し足りないような気がします。実はこれは予め分かっていたことでした。この「5月xx日に生まれて」には裏ラベルにいつが飲み頃と書いてあるんです。「5月27日に生まれて」については上の写真を見ていただければ分かるように6月10日から13日となっています。では、なぜそれよりも早く飲んだのかと言いますと「萬乗醸造」の”Facebookで「造りたてのフレッシュさと飲み頃の味の両方を味わってください」と書いてあったからです。ですので、実はこの「5月27日に生まれて」は2本購入したんです。蔵が示す飲み頃でもいいのですが個人的な好みとしてはもう少し寝かせた方がより自分好みになるような気がします。もう少し飲むのを我慢して、よりおいしくなっていただこうと思います(^_^)

 

4合瓶:税抜き¥2,300

 

追記

上に書いた通りこのお酒は2本購入し、2本目は熟成させていただきました。しかも蔵のの「飲み頃」指定時期よりもだいぶ後にです(^_^)

理由は2つあります。

一つはフレッシュ時の印象から、自分の好みとしては、指定時期よりも後の方がよりいい感じになる、と思ったから。
もう一つは、数人で定期的に日本酒の会を開いていて、次回がお酒を持ち寄ることになっていたので、そこに持って行ってメンバーに飲んでいただこうと思ったからです。

 思惑はばっちりで、いい感じに仕上がって、より好みの「醸し人九平治」になっていました。ちなみに、この持ち寄りの会で、この九平治が一番最初に飲み干されました(^_^)

 また、その後日にshusendou mini(酒仙洞の伏見店)に九平治を醸す萬乗醸造の蔵人が3人見えるプチイベントがあったのですが、その中のお一人も私と嗜好が似ていて、表記されている飲み頃よりも熟成させた方が好みとおっしゃってました。

次に「醸し人九平治」の生酒を購入できる機会があるかどうか分かりませんが、チャンスがあれば次は3本購入し、まずすぐに飲んでフレッシュ感を楽しむ、次に蔵指定の飲み後の時期に楽しむ、最期にもっと熟成させて楽しむ、という贅沢をやってみたいと思います。私の感覚では「醸し人九平治」は開栓後はとっとと飲んだ方がいいけれど、栓をした状態であれば充分熟成に耐えるお酒だと思います(^_^)

 

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