このお酒は 2020年に開催された酒類総合研究所と酒造組合中央会共催の全国新酒鑑評会に出品し予審で入賞したもので、限定発売されたお酒です。
従来は予審後に結審を行い金賞を決められていたのですが、2020年は新型コロナウィルスの影響で結審がなくなり、予審の結果のみとなりました。ただ、金賞を取った前年よりも採点結果は良かったそうですので、もし結審があれば金賞を取ったであろうお酒です。そんなお酒が¥3,000(税抜き)という破格のお値段です。日本酒ファンなら飲まない手はありません。現時点で蔵の直販サイトでは売り切れとなっていますが、探せば販売しているところもありますので、興味のある方は是非!どうぞ!!
いわゆる「出品酒」を我が家にお迎えするのは初めてのことです。少し緊張しながらいただきます。酒器は澤田酒造の蔵開きの際に購入した「常滑焼」です(^_^)
開栓直後は、少し硬さを感じていたのですが、改めて五日後に頂くと、まろやかさを感じるようになりました。
杯を揺らすと立つ香りも、口に入れた際の含み香も『貴品』(気品の上という意味の造語です)を感じます。う~んさすが出品酒というところでしょうか。
さらに開栓から十日後、常滑焼と薄張りガラスの2種類の酒器で頂きました。常滑の地にある澤田酒造だから常滑焼の方がより合うかと単純に思いきや、大吟醸という範疇のためでしょうか薄張りガラスの方が味が際立ち、上品な甘味も感じました。
もう少し常温近くに上げるとより常滑焼とマッチするかな?と感じたところで飲みつくしていました・・・(^_^;
冷や(常温)での味わいは、またの機会にしましょう。
ただ、先日、澤田酒造の麹室は火事に合われたので今期の吟醸造りが難しいようです。しかし、白老ファンは例え今期が無理でも、またこのお酒が飲める日を待っているので、この困難にくじけず立ち上がってくれることを信じています。
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