デビューと言っても、華々しい物ではありません。
実は2年ほど前から、「老眼」の気が出ていたのですが、目のトレーニングを行ったり等、なんとか回避できないものかと、あがいてきたのですが、この半年ほど仕事が忙しいこともあり、また仕事の大半はパソコンとにらめっこなので、観念して眼科に行きました。まぁ年齢的にも、単なる老眼ではなく病気だったとしたらいけないないので、その検診の意味合いもあり行きました。
私は元々左右の視力の差があり、調整が難しいようなのですが、処方箋を出してもらいました。
メガネを作る際に選択肢として、単なる「老眼鏡」か「遠近両用」を作るのかがあるのですが、眼科の先生に相談したところ、遠近両用は使いこなしが難しく、また境界部分は滑らかなカーブにしているため遠近どちらにも合っていないとのことで、使いこなせない人が半分ほどいるため、取りあえず初めは単なる「老眼鏡」から始め、それになれてから、欲しければ「遠近両用」にトライする方が良い、とのことでした。
で、メガネが出来上がってきました。調整の時も感じたのですが、当たり前のことなんでしょうが、「近い」ところ専用なのでちょっとはなれたところ部屋の向こう側なんかも見づらいんです。まぁ、でもそれは、そういうものらしいので、織り込み済みということで、問題は近いところです。数年前、上司がiPhoneを使用する時に顔から話して使っているのを「かっこ悪~!」と笑っていましたが、今は他人ごとではありません(^_^;
で、パソコンを使ったり、本を読んだりすると、やっぱり楽なんです。何よりも違いがあったのは、「プラモデル作り」でした。私は子供のころから「プラモデル作り」が好きで、大人になってからも時々作っていたのですが、ここしばらくは細かいパーツと組立説明書の小さい字や絵が苦痛になっていました。それが、まぁ当たり前の事なんでしょうが、ちゃんと見えて苦にならないんです。
メガネを作る前は、見づらいのがつらくて一気に作り上げれなかったプラモデルが数時間で一気に作れていました(^_^)
人は誰しも「老化」というものがあるかと、思います。それは決してうれしいものでも喜ばしいものでもありませんが、まずは現状を認識することが大切なのではないかと思います。時にはただ受け入れざるを得ない場合もあるでしょうが、認識した上で、ただ受け入れるのではなく、あがなう、努力することでまた新しい方向性、「道」(ちょっとおおげさですが)が開けてくる気がします。