山形の「亀の井酒造」のお酒です。このお酒は一度、飯田橋の「小路まち」でいただいたことがあり「いいっ!」と感じていました。そして、ある東京出張の帰りに、いつものように、もとい! 久しぶりに東京駅の中の「はせがわ」を覗くと・・、なんと「くどき上手 純米大吟醸 Jr.」が鎮座しているではありませんか!!愛妻にも飲ませてやろうと、少々いいお値段で、かつ一升瓶で重かったのですが、頑張って持って帰りました。
そして、自宅で改めていただきます。グラスを軽~く揺らすと柔らか~い甘い香りが漂います。口に含むと、その印象のままに口の中に広がります。この柔らかさは何だろう?全く角が感じられません。かと言って味がない訳ではないんです。いろんな料理をしっかりと受け止めてくれます。
改めて口に含むと、深く柔らかい旨みが広がります。裏ラベルを見て驚きました。酒米は「出羽の里」で精米歩合はなんと29%!!個人的には削りすぎるのは好みでない場合が多いのです。米の旨みが損なわれることが多いですし、何より勿体ない(^_^; ですが、この「Jr.」を飲んでも「勿体ない」とは思えませんでした。これならあり!です。大吟醸を謳うお酒の中には意味なく貴重な酒米を糠にして水っぽいだけのお酒もあるかと思いますが、この「Jr.」は違います。これが正しい大吟醸の造りなのでしょう!!
この蔵の技術で50%精米、あるいは80%精米で醸してみたらどんなお酒になるのでしょう?「くどき上手」目が離せません(^_^)
1升瓶で税込み¥4,536でした。