なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

読みました!! 「めざせ! 日本酒の達人 -新時代の味と出会う」

とある方のツイートをきっかけにこの山同敦子さんの本を読みました。

日本酒歴20年以上でそれなりにこだわって飲み、日本酒に関する本も多く読みました。(若い頃は本屋で見かけたら全て買っていたかも(^_^;)

なので、それなりの知識は多少ありますが系統だって勉強したわけではなく、バラバラに漠然とした知識しか持ち合わせていないのですが、そんな私にぴったりの本でした。

学生時代の参考書もそうでしたが勉強のための本って、あまり面白くない、というより正直つまんない!!それがたとえ大好きな日本酒のことであっても、変に情報が網羅されていると読んで面白いという本はなかなかないかと思います。

ところが、この 「めざせ! 日本酒の達人 -新時代の味と出会う」は勉強になるし、面白い!!

まず出だしで心をつかまれました。初めにストーリー形式で日本酒に興味を持った若者が先輩に進められた「飛び切り旨いの本酒を飲ませてくれる居酒屋」に一人で入り、カウンターでとなりの著者と知り合い店の人とも仲良くなり日本酒の世界に入っていく・・・

ストーリー形式の読み物は要所要所に入り、その間に日本酒の解説が分かりやすく書いてあります。最後は「造り手の醸造哲学を味わう」と題して55人の造り手が一つの蔵に付き1ページで紹介されています。知っている銘柄でも造り手のことまで中々知らない場合が多いので、興味を持って読めます。酒屋さんにこの本片手に物色するのも楽しいかも(^_^)
また、私自身いくつかの蔵と知り合い実感しているのですが蔵元=杜氏のパターンが多く、ここで紹介されている蔵でも同様でした。また、比較的同年代の蔵元杜氏が多く、そういった蔵が代替わりによって、おいしいお酒を造るようになった場合が多くうれしい限りです。房島屋しかり、津島屋しかり、射美・・・・等々。

私もまだまだ知らない日本酒がたくさんあり、色々と飲みたいと思いますが、よりおいしくお酒をいただくために時には盃を置いて、日本酒のお勉強というのも悪くはないかと思います。