「京・おばんざい素」に寄って(酔って)、「而今 純米大吟醸 Nabari 2017」を仕事帰りに頂いてきました(^_^)
飲む前に香りを確かめます。グラス一杯にお酒が入っていますので揺らすことができません。鼻を近づけて息を吸うと、ほんのりと「而今」らしい香りがします。(はた目にはおかしな光景かも(^_^;)
口に含むと、当然ですが而今の旨みをしっかりと感じます。裏ラベルを見ると山田錦で40%精米となっています。私の認識では、このスペックだともっとスッキリと言うか、極端に言うと頼りない味になりがちなのですが、そこはやはり、流石は「而今」! 流石は大西さん! と言ったところでしょうか。米の旨みをしっかりと残しつつ、綺麗に仕上がっています。やっぱり、日本酒はお米をただ削れば良くなるという物ではないですよね~!
そうしているうちに、お刺身が届きました。そこで、ちょっと実験と言うかお遊びをしました。刺身に付いている本わさびを少々口に含みつつ、而今を流し込みます。すると本物同士のコラボレーション、マリアージュ!わさびの自然な辛みと而今の旨みが絡み合う。幾重にも重なったドアが一気に開いて、遥か遠くの風景が見えたような気がしました。もちろん魚とも合います。言わずもがなですね。
この夏は暑さが厳しく身体が堪えていますが、旨い酒と料理で癒されました(^_^)
PS.裏ラベルを改めて見て気づいたのですが、これ「火入れ」なんですね。もし生だったらこの味わいにフレッシュさがプラスされていたのでしょうか?それとも、火入れによる何かしらの要素がプラスされなかったのでしょうか?それらを相殺するとどういう味わいかは分かりませんが、生好きの私としては生でも飲んでみたいなぁ~。まぁ蔵にも残っていないでしょうが。