今期BY30の「射美 純米吟醸」を本郷駅前の「京・おばんざい素」でいただいてきました。
昨年の「揖斐の誉」の収穫が少なかったため、「射美」の生産量も少なく今期は射美が一本も購入出来ていません(T_T) それでも全種類飲めているのは大将が頑張って仕入れてくれているからですね。ありがとう、大将(^_^)
グラスに注がれているだけで、「ふわ~っ」と程よい甘みが漂ってきます。決して強すぎる主張ではなく、心地よい程度の香りです。この塩梅がいいんですよね~。旨さを予感させてくれます。
色は軽く琥珀色がかかっています。
今期の射美は、味わいが全般的に軽めな仕上がりな印象なので、この純米吟醸もそうかな?と予想していました
しかし、その予想はいい意味で裏切られました。私の考える本来の「射美」らしい、濃醇な甘み、旨味が舌を喜ばせてくれます。BY29の純米吟醸よりも好みかも知れません。
昨年は天候不順だったため、今期は揖斐の誉の「収穫が少なかった」=「お米としても出来も例年と違う」のでしょうか?その影響で味も軽めなのかな?と考えていました。しかしBY30の『純米吟醸』を飲んで、新たな仮説が思い浮かびました。
射美に使用されている「揖斐の誉」は「S7」と「AMS18」があります。『吟撰』では両方が、『特別純米』では「AMS18」が、「純米吟醸』では「S7」が使用されています。
『吟撰』におけるそれぞれの比率は分かりませんが、今期は「S7」と「AMS18」の特性が逆転したのではないでしょうか?
造りの違いを考えると「特別純米」の方が「純米吟醸」よりも味がでるのは普通かと思います。ところが今期は「AMS18」と「S7」の特性が逆転したため、「AMS18」を醸した「特別純米」の味がやや上品な感じに、「S7」を醸した「純米吟醸」の味わいが強くなったのではないでしょうか?あくまで素人の私見ですが(^_^;
※「射美の誉」については、下記リンク先の杉原酒造のホームページに詳細がありますのでご興味のある方は、お読みください。
あと、今期はいちごの特別純米が控えてますね、楽しみです。
今年は「揖斐の誉」が豊作でありますように、祈ってます!!
杉原さん、旨いお酒を醸してくれて、ありがとう(^_^)
PS.キャベツは細切りの塩昆布と一緒に良く揉むと、いい肴になります。