房島屋を醸す所酒造の初夏の蔵開きに行ってきました。今までも冬には蔵開きはされていたのですが、この時期に開催されるのは初めてです。
今回、蔵元の所 優さんから開催の連絡をいただいたので、喜んで行ってきました。
従来の蔵開きも充分楽しいのですが、今回は改元記念酒の振舞い酒や、蔵開き限定酒の販売、そして「平成のお酒大放出、昭和のお酒もあるかも?」とチラシに唄ってあります。
この「昭和のお酒」と言うフレーズに強く心を惹かれました。特に古酒が好きと言うわけではないのですが、造りのしっかりしたお酒は時の流れにへたることがありません。むしろ、時の流れを深い味わいに変える熟成をもたらします。そんな訳で期待が膨らみ過ぎて当日の明け方、所さんに昭和のお酒を注いでいただいて飲んでいる夢を見ました(^_^;
蔵に到着して中に進むと先着50名の特典で、「房島屋」のカップ酒をいただきました。長い付き合いですがカップ酒があるとは知りませんでした。今回の蔵開き用に作られたのかも?
奥に進むと「振る舞い酒」があります。今までの蔵開きでは「揖斐の蔵しぼりたて」でしたが、今回は「房島屋 純米無濾過生原酒」です。所さん、太っ腹(^_^)
前回に続いて所さんが案内される蔵見学が今回もありましたので申し込ませていただきました。
販売ブースを見ると「大古酒」なるお酒があります。これがチラシにあった「昭和のお酒」なんですね。ラベルを見ると「製造1986年」と書いてあります。33年物の日本酒の古酒というのは相当珍しいかと思います。有料試飲にも、このお酒があるというので見学まで時間がありましたので、早速いただきました。
下の写真の中央が、その古酒です。琥珀色がかっていますが、それほど濃くありません。口に含むと、確かに古酒の味わいですが、年数を考えると、それほど「古酒古酒」していません。物によっては、「とろっと」した粘性が出たり、独特の甘みが出たりするのですが、この「大古酒」は比較的すっきりした味わいです。年数から見て、所 優さんが蔵に戻られる前だと思うので、お父様の造りの物だと思います。
見学の後は、有料試飲コーナー「房島屋Bar」でおつまみと一緒にゆっくりといただきました。今回、谷汲山のこんにゃくが無かったのが残念でした!このこんにゃくは旨くて酒の肴に丁度いいんですよね~。あれば、毎回いただき、お土産用にも買っています。
「初夏の蔵開きは今回限りですか?」と尋ねると、来年からもする予定とのことでした。ただ、もうちょっと涼しいかと思ったら、暑いですねぇ~とのことでした。
なんやかんやで、昼を過ぎましたので、所さんに挨拶して帰路につきました。
普段の冬の蔵開きでは、行きは揖斐駅からバスにのり、帰りは酔いざましを兼ねてゆっくりと歩いて帰ります。お天気次第では雪の中を歩くこともあるのですが、今回は前日から三十度越えの猛暑なので熱中症にならないよう水分をしっかりと取りながら歩きました。しんどかった!!
いただいたワンカップです。
蔵開きスペシャル「房島屋<中汲み>純米無ろ過生酒」です。お土産も含めて3本購入したのでリュックがパンパンでした。大古酒も欲しかったのですが、持ちきれないのであきらめました・・・蔵に行けば購入できるかな?
所さん、今回も楽しい蔵開き、ありがとうございました。
|
|