なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

読みました!! 「うまい日本酒をつくる人たち 酒屋万流」

 増田晶文さんの著書「うまい日本酒をつくる人たち 酒屋万流」を読ませていただきました。前著「うまい日本酒はどこにある」に続く日本酒の本です。前著を読んだしばらく後に、新作を出されると聞いて、楽しみに待っていました。予約販売の受付が始まってすぐに申し込み、発売日翌日の11月2日に届き、じっくりと読ませていただきました(^_^)

 

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 今回、紹介されたお酒は「新政」、「誉池月」、「丹澤山」、「蓬莱泉」、「まんさくの花」、「北雪」、「末廣」、「花巴」、「アフス」、「大信州」です。今回知らなかったお酒は「誉池月」、「丹澤山」、「アフス」でした。
 知っているお酒が取り上げられるのは嬉しいですし、知らないお酒に出会えることもうれしいものです。その中でも「アフス」に興味を持ちました。銘柄だけ見ると今風な新しいお酒に見えます。しかし現在の日本酒ブームより、はるか以前から試行錯誤の上で開発されたお酒とのこと。文中で「驚愕の酸味」と表現されているのですが、この言葉が私を引き付けました。すぐにでも飲みたいのですが残念ながら私の近隣では扱う酒屋さんがありません。基本的にお酒の購入は、酒屋さんで日本酒談義をしながら、と言うのが私のモットーなのですが、今回は取り寄せで購入を考えています。

  

 本書で最初に出てくるお酒が「新政」です。「新政」は今や日本酒飲みで知らぬ人はいまい!というほどメジャーですが、それほど有名になる前「六號(ろくごう)」というお酒がありました。私は、この「六號」を飲んで新政ファンになりました。
 私はこれまで「新政」は冷酒でしか飲んでいませんでした。しかし、この章の最後で増田さんが佐藤祐輔さんと常温?で飲まれているシーンがあります。そこで、本書で常温でもいける!と知り早速やってみたら「なるほど!いける。」今まで「うん、このお酒は燗の方がイケるな。」と感じるお酒がありましたが、「新政」では感じたことはありませんでした。まだまだ修業不足です(^_^;
 それにしても祐輔さんと一緒に飲めるなんてうらやましいなぁ~。このシーンのやり取りが非常にいいのですが、具体的な表現は今から読まれる方の楽しみを奪うといけませんので、敢えて書かずにおきます。気になる方は、ぜひ本書を読んでみてください。

 本書の中でなじみのある「蓬莱泉」が取り上げられている事もうれしいですね。久しぶりに本社蔵も吟醸工房も行ってみたくなりました。以前、吟醸工房を見学中に醸造用アルコールから自社で醸造している米焼酎に切り替えたエピソードを聞いて感動した事を思い出しました。また自社のアグリ事業部でお米を栽培していることも素晴らしいことだと思います。「蓬莱泉」を醸す関谷醸造さんではメールマガジンを発行しているので、お米作りの様子もそこで見ることができます。いつか、吟醸工房でオリジナルのお酒の仕込みにチャレンジしたいなぁなどと夢想しています。
 この章で上原浩先生のお名前が出たこともうれしいことでした。私が初めて先生の著書「純米酒を極める」を読ませていただいた頃には、既に他界されていましたので、お会いしたことはないのですが、やっぱり「おっかないジィさま」だったのですね(^_^; 私は読ませていただいたいくつかの著書と先生をモデルにした「夏子の酒」の上田先生から想像するしかなかったのですが、増田さんが「上原浩化」されているとのことですので、いつか一献、ご一緒したいと思います。

 

 向井酒造の久仁子さんもなつかしいです。向井酒造は海に近い蔵、というよりも海べりにあります。それどころか蔵に船着き場があります。そこから船に乗って伊根湾をぐるっと一回りして、途中カモメと戯れたりしました。本書では「伊根満開」が紹介されていましたが、「京の春」の山廃と生酛も絶品です。蔵に行かれる方が見えましたら、ぜひとも「へしこ」を肴に買っていくことをお勧めします。向井酒造のお酒との相性、間違いなし!久仁子さんが豪快な笑顔で太鼓判を押してくれると思います。いつか伊根の宿に泊まって、伊根の海の幸で向井酒造のお酒を並べてゆっくりと飲んでみたいなぁ。取りあえず、久々に取り寄せしようかな(^_^)

 

 

 前著では日本酒の行く末を著者である増田さんはかなり憂いていたかと思いますが、今現在はどうなのでしょうか?今回紹介されている「うまい日本酒をつくる人たち」は厳しい状況を認識しつつも未来を見据えて酒造りをされているように感じられました。「うまい日本酒」をいつまでも飲み続けられるよう、我々飲み手も、ただ飲むだけではなく、蔵の考え方、背景にふれて理解し支えていかねば!と改めて思いました。かなり以前のことですが、ある蔵のお誘いで兵庫県の東条に山田錦の田植え、草取り、稲刈りに行ったことがありますが、またそういった事にも参加したいと思います。(当時記念に分けていただいた「山田錦の稲穂」は今も大事にとってあります。)

 さて、今晩はどのお酒をいただこうかなぁ(^_^)

 

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余談になりますが、本書が届いて開封一番良かったのがハードカバーではないことです。好みかも知れませんが、ハードカバーって、ムダ!に厚くて重くて、読みづらい!!おそらくコストもかかるし、立派に見えるのと本棚で自立するくらいしか役に立たないような気がします。ですので、本書がソフトカバーで嬉しかったです(^_^)

 

2018/01/18追記
「蓬莱泉」の吟醸工房に来月、仕込み体験に行ってくることになりました。蔵見学は何度もさせていただいていますが、仕込み体験は初めてで楽しみです。また、記事にしたいと思います。


 

今年(2017年)も開催されます!! 所酒造 第4回 新酒まつり

今年も「房島屋」を醸す所酒造の蔵開き「第4回 新酒まつり」が

開催されます。

下のチラシの通り「新酒のふるまい」や「有料試飲コーナー」などが

あります。毎年、有料試飲コーナーで所さんとお話ししながら、「房島屋」を

いただくのが楽しみなんです(^_^)

 

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毎年、楽しみにしている蔵開きなので、今から楽しみです(^_^)

 

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昨年の蔵開きの様子です。

nawan13.hatenablog.com

nawan13.hatenablog.com

 

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いただきました!! 「房島屋 純米吟醸ひやおろし(生詰)」

 ある酒屋さんに寄ったところちょうど「房島屋 純米吟醸ひやおろし(生詰)」が入荷したところでした。私が「房島屋」を知った十数年前と比べると、「房島屋」は人気銘柄となりこのお店でも限られた本数しか入荷できなかったようです。そこで、店頭に並ぶ前に早々と購入宣言をさせていただきました(^_^)

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 で、数日後、開栓しました。購入直後でも良かったのですが、ある程度、長旅をしたお酒は落ち着かせた方がいいという話もありますので、冷蔵庫でしばらく休憩していただきました。とは言うものの、休ませた方がいいか否か、確かめたことはありません。今度、気が向いたら同じお酒を2本買って、運んだ上ですぐに開栓、数日後開栓で飲み比べてみたいと思います。(我ながらマニアック・・・(^_^;)

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 早速いただいたところ、うん、正真正銘の「房島屋」です。素直に「房島屋」です。格別「ガツ~~ン!!」と言った味や香りはありません。自然体なんです。ついつい初めて飲むお酒には何かしらインパクトを求めがちになるのですが、このお酒は究極の食中酒でした。それを確信したのは、開栓してから数日後、冷蔵庫から取り出して残りを確認した時でした。「あれ?もう一合もない(^_^;」水のようにするする飲んでしまうタイプではなく、食事と一緒にいただいている際に自然に、ナチュラルに飲んでしまっていた訳なんです。そこで飲み干す前に、試そうと思っていた「燗」を最後にやりました。まずは「ぬる燗」で、う~ん、いい感じ、でももうちょっと温度を上げてもいいかな?で、「熱燗」の手前ぐらいでいただきました。「うん、いいあんばい!」この日はモツと大根の味噌煮込みと合わせたのですが、この組み合わせが良かった!!もっと寒くなって湯豆腐やおでんなどと合わせてもいいかも!もうちょっとしたら出てくる29BYの新酒が楽しみです(^_^)

11月にはまた蔵開きがあるので、今から楽しみです!!

 

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いただきました!! 「澤屋まつもと 守破離 no title」

 「澤屋まつもと」は以前から知っていて、時折飲んでいましたが「no title」は「石ちゃんのSAKE旅」で知りました。

 完全無農薬栽培で育てた山田錦で醸したスペシャルな「澤屋まつもと」です。このお酒の味わいが無農薬栽培によるものなのか農家の努力による賜物なのか何もまだ分かっていないし、自分(蔵元)の中でお客さんに伝えるべきメッセージがありすぎて分からないから、取りあえず今は「no title」という一風変わった銘柄にされたそうです。

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 グラスに注ぐと細やかな泡がグラスの内側に張り付きます。上立ち香は控えめないい感じです。口に含むと、「おおっ!」ライトと言うかナチュラルな口当たりが良すぎてスルスルと喉の奥に流れ込んでいきます。でも、個人的には「やや物足りないかな?」と思っていたら素晴らしいマリアージュが待っていました。大抵の日本酒好きの方はお刺身が好きだと思いますが、私も例外ではなくお刺身が好きです。日本酒の肴には欠かせない一品です。この日は愛妻がツバスのお刺身を用意してくれてました。私はワサビが好きなので、人よりも多めにつけます。それで、ツバスに多めのワサビをつけていただき、そこに「no title」を注ぎ込むと・・・ワサビとガス感の強烈なマリアージュがありました。ワサビの刺激を炭酸ガスが包み込んで、刺激を抑えるのではなく、ワサビの香り、刺激を一段昇華させてくれたのでした(^_^)!!

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 開栓後、数日経ってから再度いただきました。『渋めの甘味』、言葉としては矛盾しているかも知れませんが、そう感じる味わいがそこにはありました。

  まだまだ色んな顔がありそうで楽しみたいところでしたが・・・飲み切っちゃいました(^_^)次の29BYでまた出会えたら続きを楽しみたいと思います。でも、タイトルがついて銘柄が変わっているかも知れませんけど!!

 

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作りました!! 「王冠(日本酒の栓)マグネット」

 以前、ネットでどこかのお店がやっていると言うのを見かけて自分でもやってみました。飲んだお酒の王冠は前々から集めていて、バッジにできないかなぁ~?と考えていました。ですが、バッジにするのは難しそうだし・・・と言う訳で日本酒の王冠にマグネットを埋め込んでみました。

 

完成形はこんな感じです。冷蔵庫の側面にペタペタ貼り付けてます。

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 ざっと作り方を紹介させていただきます。

材料と道具です。

 〇材料
  ・王冠
  ・マグネット(100均のSeriaで25個入りの物を使用しました。王冠にもよりますが、このサイズが概ねいい感じです。)※ダイソーでも同様の商品がありました。

 〇道具
  ・カッター(大き目のしっかりしたタイプがいいです。刃が小さいタイプは途中で折れやすいと思うので、作業もしづらいし、顔に飛んでくると危険です。)
  ・作業用マット(机を傷つけないように念のため)

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  まずは、王冠のくびれの根元でスパッと切ります。

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 違う角度から。

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  こんな風になります。

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 王冠側とマグネット。運が良ければ窪みとマグネットのサイズがピッタンコ!!

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 王冠側にマグネットをはめ込みます。多少サイズが合わなくても強引に押し込んで入れちゃいます!!

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 それでも入らない場合はカッターで内側を削りながら調整します。この作業も大型のカッターの方がやりやすいです。100均でもいいので大型を使いましょう。

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 マグネットが入ればこんな感じになります。

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 ほとんどの王冠は鉄でできているようなので、磁力でくっついてくれますが、たまにアルミもあるようなので、そんな場合はボンドでつけておきます。

 

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 これまで行き場のなかった王冠が有効活用?できました(^_^)

 

PS.カッターを使う作業ですのでくれぐれもご注意くださいね!!

 

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いただきました!! 「高砂 松喰鶴 純米大吟醸」

 今回いただいた「高砂」ですが、而今を醸す木屋正酒造のお酒です。「高砂」の銘柄はこの蔵の昔からの銘柄だそうです。而今を醸す大西さんが違うタイプのお酒にチャレンジされたので「而今」の銘柄を使用せずに「高砂」を使用されたとのことです。

 

 この「高砂 松喰鶴 純米大吟醸」を「京・おばんざい素」さんでいただいてきました。このお店は料理がおいしいし、自分では入手できないお酒を飲めたりするので、ありがたい存在です。しかも毎週木曜日は日本酒がお値打ちになります。普段からリーズナブルなのに、こんなに安く飲めていいんでしょうか!! 酒飲みには嬉しい限りです(^_^;

 

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 それで、「高砂」をいただいた感じですが、うん、確かに而今ではない。而今は独特の旨みと酸味が奏でるハーモニーが特徴だと思いますが、高砂は旨みよりももっときれいさを求めたタイプだと思います。飲み口がシャープでキレがあり、やや辛口でしょうか。半分ほどいただいて、少し時間をおきました。温度を上げたら、また感じが変わるかな?と思ってのことです。室温近くになると、キレの部分が丸みに変わってきて少し柔らかい味になってきました。口に含んでじっくりと味わうと、微かに、「而今」を遠くに感じるような気がします。(多分思い込み?(^_^;)

 

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 「而今」と「高砂」どちらがいいかと聞かれたら、飲み慣れているのと、好みのタイプが「旨み」系ですので、「而今」に軍配が上がります。ですが香りも味わいも異なるタイプとして「高砂」もおいしいお酒です。試していませんが、上品な白身のお刺身の白キスに上等なわさびをつけていただいたら合うんじゃないかなぁ~。

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 また新たな美味しいお酒に出会えたことに感謝!です。

 

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いただきました!! 「ドラゴン Episode1(龍力)」

 「ドラゴン Episode1」と言うのは、お酒の銘柄として珍しいですよね。このお酒を知ったのは、通勤途中にある居酒屋の店頭の黒板で「ドラゴン Episode3」入荷しました!と書かれてるのを見たのがきっかけでした。それで「変わった名前だなぁ。どこのお酒だろう?」と調べたところ「龍力」を醸す兵庫県姫路市の本田商店のお酒でした。「ドラゴン」シリーズは龍力の新しい試みのようで、Episode1、2、3、そして赤ラベル、緑ラベルの5種類があるようです。

 で、「ドラゴン Episode1」が印象に残ったのには訳があります。現在の日本酒の多くは、少なくとも飲み手の嗜好を意識して醸されたお酒ではアル添であってもかつての三増酒のような”増量目的”ではなく、「キレ」などの効果を求めたお酒だと理解しています。事実アル添の日本酒であっても素直に「おいしい!」と感じたお酒もあります。 ただ私は「旨み」、「甘味」を好みとしています。つまりアル添系よりも純米系が私の嗜好に合っているんす。また、添加されているアルコールが廃糖蜜を原料とするという事実も良く思っていません。江戸時代の酒造りを記した童蒙酒造記では米焼酎を柱焼酎として使用していたとあります。その効果としては現代のように温度管理ができないため「腐造」と言って火落ち菌によって腐るのをアルコール度数を高めることにより防いだり、味わいとしては「キレ」をもたらしたりしたとあります。

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 純粋?な米焼酎ではありませんが、酒粕を蒸留して造ったいわゆる「粕取り焼酎」を醸造用アルコールとして使用している蔵があります。この蔵でも以前は廃糖蜜を原料とする醸造用アルコールを使用していたのですが、仕入れ先に原料について尋ねたところ、なんと回答が「分からない」だったそうです!! そんな訳の分からないものを食品に使う訳にはいかない!!とその蔵では英断されて、日本酒を絞った後の酒粕を使用して「粕取り焼酎」を自社生産されて、それを添加されています。このお話を聞いた際にも「素晴らしい」と思いましたが、さらに上手のお酒がありました。それが、今回いただいた「ドラゴン Episode1」です。

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  なんと、この「ドラゴン Episode1」で使用しているアルコールは山田錦を使用して自社生産されているのです。上の右側の写真のラベルの端に「本品は『山田錦』を原料とした自社製造のアルコールを使用することにより、味わいに深みを出しました」と書いてあります。

 それで、「どんな味わいなんだろう『ドラゴン Episode1』って?」と興味を持っていたんです。残念ながら普段通う酒屋さんには置いておらず、「いつか出会えたら飲んでみたいな」くらいに考えていました。そしてこのお酒の存在を知ってから数か月後、ちょっと遠出した際に訪れた酒屋さんで、このお酒が私を待ってくれていました。しかも最後の一本!! 少々お値段はお高めでしたが、このスペックを考えると納得できますし、今手に入れないと、ひょっとしたら二度と巡り合えないかも知れません。ですのでゲットしました。

 そして、いざ帰宅後いただきました。グラスに注ぎ香りを確かめました。一昔前に流行った?(^_^; 過度な香りではなく、上品かつきれいな香りです。そして口にふくむと・・・私の頭に一つのフレーズが流れました。『味がしゃんとし、足強く候(そうろう)』これですよね!、柱焼酎の効果は!!温度管理の可能となった現代の酒蔵では、ほぼ腐造の心配はないかと思います。(暖かい地方や低アルコール度のお酒ではその心配もあるかもしれませんが)ならば、柱焼酎の意義はやはり「味わい」なのではないでしょうか。また醸造用アルコールの添加されたお酒では、個人の感覚にも依るかと思いますが、私には「角(かど)」が感じられるんです。それがアル添酒を避ける理由の一つでもあるのですが、この「ドラゴン Episode1」にはそんな角は一切感じられません。う~ん、素晴らしい!!

 そして先日、ある日本酒の会の際に酒友にも、このお酒を飲んでもらいました。と言うのも、私は飲む前から、このお酒のスペックを知っており、かなりの思い入れがありましたので、「思い込み」かも知れないからです。ですので、このお酒の銘柄もスペックも何も伝えずに飲んでいただき、その感想を聞きました。その結果は、私の感じたものと同様で、一言で言うと「きれい」でした。中には、これ相当高いのでは?と言われた方もいて実際の値段を伝えると、もっと高いかと思った、とのことでした(^_^)

 

 日本酒を醸す蔵は、だいぶ減ったようですが、こういうチャレンジをして結果を残す蔵があるので、まだまだ日本酒の世界も捨てたものではありませんね!!

次はコストを抑えた米焼酎で安価なタイプにもチャレンジして欲しいなぁ、と思ったりします。酒税法も改正して米焼酎を添加して醸したお酒の事は「真・本醸造」としてはどうでしょうか!!

 

参考情報 一升瓶:¥5,250

 

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