なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

システム管理者兼何でも屋をやってます!日本酒にはこだわりを持ってます。多趣味ですが、その時間がなかなか取れないという悩みが・・・

夏子の酒

「夏子の酒」ってご存知ですか?
尾瀬あきらさんの漫画でドラマ化もされました。
東京で働く夏子が実家である蔵に帰り、幻の酒米「龍錦」で酒を造るという夢志半ばで病で亡くなった兄の遺志をついでいくというお話です。詳しくはこちらで。

私がまだ学生時代に古本屋で第1巻と出会いました。その頃は日本酒を呑むには呑んでいましたが、それほどこだわってはいませんでした。(もっとも貧乏学生だったのでそもそもこだわるための原資が・・・)なんとなく「面白そう」と買って読みハマりました。2巻以降は新刊が出る度に買いました。

夏子はうわばみ(酒豪のことです。)なんですが、単に量を呑めるだけではなく一度呑んだら忘れないというすばらしい味覚、嗅覚を持っています。第1巻だったと思いますが、ふらりと入った地酒をおいた酒屋で「端から順番に出して!」と店主にいい、店主が銘柄を言う前に「う~ん、おいしい純米吟醸 玉乃光」と言って店主を驚かせるシーンがあります。

夏子の酒」では、日本酒のことはもちろん、日本の農家の実情、農薬散布の恐ろしさ、などいろいろ教わったかと思います。私が個人的に、長良川の保護活動に参加したり、兵庫県東条の田んぼに行ったりしたルーツは今思うと「夏子の酒」かもしれません。

その「夏子の酒」で紹介されたお酒の一つに「王紋」というものがあります。マンガの中では女性の社長さんの蔵のお酒だと夏子に紹介されていました。(現在は当時の社長の長男さんが後を継がれているようです。)しばらく呑んでいないのですが、スッキリとして飲みやすいタイプだったと思います。蔵元自身が楽天でお店を開かれているので、入手しやすいかと思います。私も久しぶりに呑みたくなったので注文しようかな(^_^)

しかし、ここで、何か書くたびに昔呑んだ酒を思い出して呑んでいると酒量が・・・

ここで、ひとついい言葉を思い出しました。

「酒は百薬の長」この言葉ご存知の方は多いと思いますが、実は続きがあります。

「酒は百薬の長、されど魔物なり。」

「う~ん」なんとも重い響きですね。